今日、令和3年9月23日は秋分の日です。
ちなみに、昭和5年の秋分の日は9月24日。
しんじつ秋空の雲はあそぶ
『行乞記』昭和5年9月23日に記載されている句、9首のうちのひとつです。
句の前に、『きのふけふのぐうたら句』(昨日今日のぐうたら句)としています。
山頭火さん、宮崎県都城にて22、23、24日、同じ宿で3連泊です。
確かにぐうたらかも。放浪の旅に出て、まだ2週間でしょうよ。
ぐうたらちょっと早い。
秋の雲と言えば、うろこ雲、鰯雲、ひつじ雲などが思い浮かびますが、
これらの雲は、低気圧や前線が近づいた時に現れやすいそうです。
『行乞記』の記載によると、22日晴、曇。23日雨、曇と、天気が崩れていってます。
その様子から考えると、山頭火さんは、まだ晴れていた、22日の澄んだ秋空に浮かぶ、
これらの雲を観て、この句を詠んだのかも。
山頭火さんは、雲水僧の格好で放浪しているんですが、
23日の夜、教会に講演を聴きに行ってます。
お坊さんの格好で教会行ったのかな。それ、USJにミッキーマウスがいてる、みたいな感じになってないかな。大丈夫かな。