山頭火さん、佐賀県伊万里楠久に来ています。
行乞記の日記では、
『曇、憂鬱、倦怠、それでも途中行乞しつゝ歩いた、三里あまり来たら、案外早く降り出した、大降りである、痔もいたむので、みつかった此宿へ飛び込む、楠久、天草屋』とあります。
ちょっと引用が長くなりましたが、心も体も結構きついのかな。
春は浮き立つ気分の日もありますが、寒暖差が激しいので、心身のバランスをくずしたりしがちです。
私の住んでいるところも、寒い春ですよ、今年は。
何やら咲いてゐる春のかたすみに
皆さんも名前ぐらいはご存知だと思いますが、
放浪界のレジェンドのお一人に、スナフキンさんという方がおられます。
このレジェンドは、毎年春になるとムーミン谷にやってくるんですね。
なんか、この句、春のスナフキンさんが呟きそうです。
ムーミンがスナフキンに問いかける。
「スナフキン、春ってどこか悲しくないかい」なんて言うと、
それには答えずに、
「ムーミンよくごらん、何やら咲いているよ、春の片隅に」
とか言いそうですね。そうでもないか。
で、ムーミンがその花を引っこ抜いたら、それがマンドラゴラ的なもので、ムーミン谷の春に騒動が起きる的な。そうでもないか。
でも、その春の騒動には、私もちょっと巻き込まれてみたいな。
邪魔か。
春、心も体も騒がしいですか。そうですか。
バランス崩しましたか、きついですか。そうですか。