今日の山頭火さんは、其中庵にいます。5日前に、短めの北九州旅から戻ってきました。
そんな日の、改作としている一句。
月も水底に旅空がある
私たちの知っている月は、地球の周りをぐるぐる周ってるだけですね。
しかし、本当は、いろいろなものに映り込むことで、そこに入り込み、
自由に移動して、旅して周っている。
そんな風に考えると、皆さんの月に対するイメージが少し変わるかもしれません。
動きまわる月。地球の重力から開放されていいる月。
少なくとも、山頭火さんはそんなふうに感じたかったのかもしれません。
昔、オートバイに乗って、月が妙に明るい夜の道を、駆けていた時。
月、どこまでもついてくるなぁ。と、横目で見ながら走ったことを思い出しました。
あれ、本当についてきていたのかも…。
子供にも、「錯覚だから」と笑われるでしょうが…。
旅の途中ですか、そうですか。
どこまでいきますか、夜明けまでですか、そうですか。
月ついてくるといいですね。