【Daily Choppy !】第736回:金で自由は買えるか?

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こんにちは。フリードリンク大好き、チョッピーです。

金で自由は買えるか?
金で自由は買えるか?

今日の記事を書くにあたって

少しばかり取り扱うのが厄介な内容を含む話をしてみたいと思う。「金で自由は得られるのか」という話だ。

正直、上の1文を書いた時点で気が重くなってきた。とんでもなく書くのが難しい話になるのが目に見えている。

そもそも毎日更新のコンテンツでこんなテーマを取り扱うべきではない気もする。書くのが難しくて消耗するからだ。

チョッピー
チョッピー

でも、実際、読者としての僕は「作者が消耗するくらい自身を削って作ったコンテンツ」が好物でして…。へへへ、やっかいな読者でスミマセンね。

というわけで、とても難しいテーマだと思うが脳みそを絞りに絞って、にじみ出てきた文章を皆様に提供してみたい。

「下手の考え休むに似たり」とも言うので、今の時点の僕が頭をひねったところで「労多くして功少なし」という結果になってしまうかもしれないが、まぁ、それはそれ。

Make everyone happy !!

さて、今、読者の皆様はスマホでこの文章をお読み頂いているだろうか。それともPCやタブレットをお使いだろうか。

何のデバイスを使われているのかは僕には知る由もないが、いずれにせよ、少しお手持ちの機器を操作して、この画面の最上部を表示させてみて頂きたい。

「Make everyone happy !!」という文字列が目に入ってくるハズだ。これは本サイト『ふらとぴ』のキャッチコピーであり、僕達の理念である「全ての人を幸せにする」の英訳でもある。

ちなみに「幸せにする」と言ってはいるが、これは正直なところ正確な表現ではない。

本来的には「幸せ」は個人が個人の心の中で感じるモノであり、他者がどうこう出来るモノではないからだ。

だから正確には「幸せにする」という表現はおかしい。「幸せになる」でなければ実現は出来ない。

ただ、ここに関しては僕達の「全ての人が幸せになれる場・手段を提供する」という気概を伝える…という観点から「する」という言葉を選んでいる。

チョッピー
チョッピー

ちょっといいですか?

はい。

チョッピー
チョッピー

「全ての人を幸せにする」の意味は分かったんだけど、その英訳の「Make everyone happy !!」も正確じゃないよね。主語がない。これだと「全ての人を幸せにする」じゃなくて「全ての人を幸せにしろ」という命令文になっちゃってる。

うーん、重箱の隅をつつくのが好きな人ですね。どうして話の腰を折ろうとしてくるのか。

ご回答いたしますと、ここに関しては「Let’s」が省略されていると考えてもらいたい。つまり「みんなでやっていこうぜ」という気持ちが入っている。その具体的な方法については後述する。

チョッピー
チョッピー

ちゃんと理由があるんだ。てっきり「ゴロだけで考えた」のかと思ったよ。

もちろんゴロの良さも理由ではある。でも、それだけではない。

具体的な実現方法

「全ての人が幸せになれる場・手段を提供する」と言っているが、それは具体的にどの様な手段で行われるのか。

今の僕達は2つの方法を採用・実践している。

  1. コンテンツを通じた方法
  2. 働くことに困難を抱えた人の自立の応援を通じた方法

それぞれ説明する。

コンテンツを通じた方法

こちらは発想としてはそんなに難しくない。

本サイト『ふらとぴ』には本記事掲載時点で1000を超えるコンテンツが掲載されている。これらのコンテンツを楽しんで頂き幸せになってもらう…というモノだ。

チョッピー
チョッピー

「ふらとぴ」に掲載されているコンテンツ、全部、僕の好みじゃなくて、全然、幸せになれないんだけど?

もちろん、そう感じる人もいるだろう。コンテンツの好みは千差万別。今の『ふらとぴ』が好みに合わない人もいると思う。

その様に感じた方は、是非、ふらとぴクリエイターになって頂きたい。そうすれば「自分の好みのコンテンツ」を好きなだけ作り放題だ。(これが上述した「Let’s」の所以である)

なお、さすがに「作り放題」と言っても若干の掲載基準はある。基本的には「全ての人を幸せにするに反するモノ」はNGだが、それ以外は何でもOKだ。

本連載『Daily Choppy !』でもたまに出てくる「ふらとぴハードコア」という言葉。

※ふらとぴハードコア:諸般の事情で『ふらとぴ』に掲載するにはハードすぎると判断されたコンテンツが送り込まれる極北の地。今はまだ存在しない。

冗談めかした表現で説明しているが、これも別に100%冗談で言っているわけではない。

「ハードなコンテンツが好き!」という方も多いだろう。ただ、ハードなコンテンツは苦手な方も多い。

両者の「幸せ」を実現するためにはゾーニングによって隔離された場所を作るしかない。

本サイト『ふらとぴ』ではこの様な方法によって「コンテンツを通じた幸せ」を実現しようとしている。

チョッピー
チョッピー

なお、ふらとぴクリエイターに興味が湧いた方は「ふらとぴクリエイター募集!」のページをお読み頂ければ幸いです。

働くことに困難を抱えた人の自立の応援を通じた方法

こちらは少々、話が複雑だ。

まず大前提として『ふらとぴ』では「お買いもの」コンテンツとして授産製品のPRコンテンツを掲載している。

お買いもの
ふらとぴに掲載されている授産製品と障害福祉施設の一覧ページ。こちらから各授産製品の購入サイトや各障害福祉施設の紹介ページへ進む事が出来ます。

「授産製品」という言葉を知らない人も多いと思う。

これは障害福祉施設で生産・販売されている商品を指す言葉だ。とってもザックリお伝えすると、この売上が上がれば上がるほど、その施設を利用している方の手取りが増える。

もう少し詳細に「授産製品」の仕組みなどを知りたい方は是非、本サイトに掲載されている「授産製品の目的および授産製品購入による社会貢献の仕組み」のページをお読み頂きたい。

こちらのページはふらとぴ編集部のメンバーでもあり、実際に社会福祉法人で社会福祉士としても働いている横道それ夫が執筆した「授産製品と、その仕組みについての解説」だ。とってもわかりやすく書かれているので未読の方は是非ご一読を。

僕達はこの「授産製品」をPRする事により、買い手の方には「社会貢献を通じた幸福感を得る機会」を提供し、そして、売り手の方には「手取りが増える事による自立への可能性向上」を提供している。

「買い手の方にとっての幸福感」に関しては、そこまでの説明はいらないと思う。

社会貢献に対して幸福感を感じる方に、その手段を提供しているだけだからだ。わかりやすい。

問題は後者だ。「手取りが増える事による自立への可能性」は「幸せ」に繋がるのだろうか?

僕は繋がると考えている。

自由について思うこと

幸せになるための前提条件とはなんだろうか。僕は「自由であること」だと考えている。

チョッピー
チョッピー

色んな反論が出来そう。不自由な環境が好きな人だっているのでは?

もちろん、そうだと思う。

僕が上に書いた「自由であること」は言い換えると「自分の処遇について自分で選べる環境にあること」となる。

仮にそこが不自由な場所であろうと、それが自ら選んだ場所なのであれば、その人は本質的に自由だと言える。

逆に言えば「自分の処遇について自分で選べない環境」に置かれている人は自由でなく、幸せの前提を欠いていると言える。

であるならば「全ての人が幸せになる」ためには、まずは「全ての人が自分の処遇について自分で選べる環境」を作り上げる必要がある。

「全ての人が自分の処遇について自分で選べる環境」に必要なモノとは何だろうか。僕は2つあると考える。

  1. 人間は本質的に自由であるという考え方

人間は本質的に自由であるという考え方

これは原則だ。まず大事なのは「本質的に人間は何をしてもよい存在」だという認識を持つことだ。

チョッピー
チョッピー

えぇ…そんなバカな…。してはいけない事だって色々とあるでしょ…。たとえば法律違反とかダメでしょ…。

そんなことはない。もちろん、法律は守る必要があるが、だからと言って不自由だとは言えない。

そもそも法律だって、その社会の構成員が決めた仕組み…具体的には民主主義とか封建主義とかの仕組みに則って作られたモノだ。

つまり「社会の構成員各位が納得して作り上げたモノ」だ。それを守る事は自らが選んだ道。誰に強制されたわけでもない。

チョッピー
チョッピー

そうは言っても自分が生まれる前に作られた法律もたくさんあるんだけど…。

確かにその通りだ。でも、大抵の場合、法律は変える術もある。

気にいらない法律があるなら、法改正すべく動けばいいし、他の国に移るという選択肢もある。

本当に気に入らない法律があるならば、それから合法的に逃れる手段だってあるのだ。

チョッピー
チョッピー

それって現実的なんだろうか…?

「現実的かどうか」と「自由か否か」という話とは関係が無い。いくら可能性が低いとしても、それがゼロではない限り、人はその選択肢も選び取れる。

とはいえ、様々な制約により「自分で選択肢を選び取ることが出来ない」というケースもあるだろう。

僕達がPRしている「授産製品」を製造・販売している障害福祉施設の利用者の方は、そうでは無い人よりもそのようなケースに直面する場合も多いと思う。

その様な制約を解消するために必要なモノが「金」だ。

現代社会においては金で買えるモノが圧倒的に多い。もちろん「人の心は金で買えるか」という難しい議論もあろうかとは思う。

だが、「自分で選択肢を選び取ることが出来ない」という問題の解決方法を考える場合にそのような議論をする必要はない。

「自分で選択肢を選び取ること」に「他人の心」は関係無いからだ。

「自分で選択肢を選び取ること」を妨げる制約は基本的に金の力で全て解消できるハズだ。

なにかしらの理由で自分で移動が出来ないのであれば、移動サービスを金で買えばいい。なにかしらの理由で文字が書けないのであれば、誰かに金を払って文字を書いてもらえばいい。

もちろん膨大な額が必要となる場合もあるだろう。でも、可能性はゼロではない。

チョッピー
チョッピー

うーん…。なんだろう、金に依らなくても、それって実現できるんじゃないの? たとえば親族とか地域社会の絆とか…。

もちろん、その方法で課題を解消できる場合もあるだろう。むしろこちらが福祉の世界での一般的な考え方と言えるのかもしれない。

その方法で「幸せ」を感じられるのであれば何も問題はない。

だが、たとえば「人や社会の助けを受けたくない」という考えを持つ人がいた場合はどうだろうか。その場合、その人は人や社会の助けを受けている限り「幸せ」にはなれない。

その場合、必要となるのは、やはり「金」なのだ。

だから僕は授産製品をPRしている

以上の理由により、僕は「Make everyone happy !!」の実現手段として「働くことに困難を抱えた人の自立の応援を通じた方法」という手段も採用している。

なお、ここに書いた内容は僕ことチョッピーが考えた内容である。

僕以外にも「Make everyone happy !!」の理念の基に『ふらとぴ』を作り上げてくれている方々(ふらとぴ編集部・ふらとぴクリエイター等)はいるが、彼らの考えとこの考えが一致しているとは限らない。

少なくとも僕は「Make everyone happy !!」を実現するための前提条件として「全ての人が自由であること」があると思っており、それらを実現するためには「金も必要」だと考えている。

本日の締め

今回は僕の考える「幸せの前提条件と、その実現に必要なモノ」についてのお話を書いてみました。

幸せになるための方法論には一般に「自立して生きる」と「共同体として生きる」の2通りがあるのではないかと思っています。

実際のところは、どちらか片方だけの世界だけで生きていくのは難しいと思います。両方がまじりあった世界で生きている人が多いハズです。

今回の記事では「自立して生きる」ための前提条件に特化して書いてみました。もしかすると色々と反論等を感じられた方もいらっしゃるかもしれません。

そんな場合は僕の Twitter のDMなどにご連絡頂ければ幸いです。僕自身もこのテーマに関しては色々な人の意見を聞いてみたいので。

本日もふらとぴにお越し頂きありがとうございます。

僕自身は共同体志向と言うよりも自立志向の強い人間だと思います。

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