【ふらとぴ編集部チョッピーのジャンプ感想】2022年43号【読切『絵に描いた餅を描いた餅』掲載・読切『ゴッドハンド藪』掲載】

ふらとぴ編集部チョッピーのジャンプ感想

こんにちは。ジャンプ大好き、チョッピーです。

この連載は

週刊少年ジャンプに掲載されている各マンガの感想をふらとぴクリエイターのチョッピーが書いていきます。

チョッピー
チョッピー

ネタバレ全開です。まだ未読の方はお気を付けて。

基本的にジャンプ発売当日 or 翌日に掲載予定です。

本連載の記事の構成は以下の通りです。

  1. 一言感想(掲載順)
    ⇒各マンガの一言感想を掲載順に書きます。基本的に全てのマンガが対象です。
  2. 詳細感想(掲載順)
    ⇒各マンガの詳細感想を掲載順に書きます。回によっては書かないマンガもあります。

なお、チョッピーのジャンプ読書環境は「少年ジャンプ+をスマホで読んでいる」です。

それでは、お楽しみください。

一言感想(掲載順)

  1. 僕のヒーローアカデミア
    ⇒先週に引き続きミリオ君がヒーローしててカッコいいですね。精神性をオールマイト・ナイトアイから完璧に継承してるぜ。
  2. SAKAMOTO DAYS
    ⇒このマンガはバトルシーンが本当にスタイリッシュでカッコいいですねぇ。来週も楽しみ!
  3. ONE PIECE
    ⇒巨大サメ! 巨大ロボット! 美女のセクシーシーン! 美人博士! 最高の少年漫画だな!
  4. アオのハコ
    ⇒秋合宿で物語にドライブがかかるのでしょうか?
  5. 呪術廻戦
    ⇒真希さんが公式に『禪院甚爾に並ぶ』とされましたね。乙骨との共闘が楽しみです!
  6. 僕とロボコ
    ⇒まさか先週のロボコ強化イベは今週・来週の展開のためだったのか!? 作者、構成力の化け物か。
  7. 大東京鬼嫁伝
    ⇒「世間は世知辛く、人間の世界は地獄である」という作者の主張が強すぎる気がするんです。そんなのワザワザ言われなくても読者は分かってるよ。
  8. あかね噺
    ⇒先週の作中でのバズりはあかねちゃんの生活に変化を及ぼすほどの影響はなかったんですね。来週以降の展開が楽しみ!
  9. ギンカとリューナ
    ⇒3話目ですけど、相変わらずキャラが良くて物語のテンポも良いですね。スゴい。
  10. 絵に描いた餅を描いた餅(読切)
    ⇒展開はベッタベタだけど面白い! 題材も今風で良いですね~。作者の方、ヒロアカ好きそう。
  11. 高校生家族
    ⇒家族の中で一番キャラが弱かった光太郎君に生徒会長属性が…。今後、どうなるんでしょうね。
  12. マッシュル-MASHLE-
    ⇒おぉぉ、今週は絵だけじゃなくストーリーもカッコよかったですね。スゴい。
  13. ウィッチウォッチ
    ⇒作者の篠原さんはホントに今回みたいなスレ違いコント的な話作り、上手ですよね。
  14. ゴッドハンド藪(読切)
    ⇒作者の林さん、作風が『忍者と極道』っぽくなりましたね。『ジモトがジャパン』よりも良かったと思います。
  15. 逃げ上手の若君
    ⇒3つの戦いを同時に描いて、さらにそれを同時にクライマックスに持っていくなんて作者、天才すぎる。
  16. 夜桜さんちの大作品
    ⇒あれ、もうここで決着がつくのでしょうか。てっきり二人を奪還するだけかと思ってました。
  17. PPPPPP
    ⇒え、ラッキー君の一番の望みってそれだったの? お母さんは…?
  18. アンデッドアンラック
    ⇒大技連発でハデですねー。さすが負けイベントとは言え、ラスボス戦です。
  19. ALIENS AREA
    ⇒物質の埋め込みシーンの画力スゴいですね!
  20. すごいスマホ
    ⇒もうずっと意味が分からない。この物語、何がストーリーの主軸で、今、誰が何をしているんですか?

詳細感想(掲載順)

僕のヒーローアカデミア

大事の前の小事なのは分かってますが、米軍が司令部からの撤退命令を無視して日本に駐留してるのって、とんでもない大事ですよね。彼等の処遇やいかに。

物語の本筋としては、ついにデク VS AFOですね!

ですが、個人的にはAFOの人格は早めに消え失せて欲しいです。

デグ VS 死柄木のバトルが読みたい!

SAKAMOTO DAYS

坂本と鹿島の自然な会話から、周に鹿島の狙いを理解させるのは展開が上手すぎますね。スゴい。

バトルシーンも随一のカッコ良さだし、そこまでの展開も面白いし…。

いや、今の SAKAMOTO DAYS ノリノリですね。面白い。

ONE PIECE

SAKAMOTO DAYS がノリノリなのはわかるんですけど、連載25年を超えているワンピースがノリノリなのは更に驚くべきこと。

いや、もう、絵の力も展開もスゴいですよね。

巨大サメはシンプルに怖かったですし、巨大ロボットのパンチは迫力があるし、ボニーのセクシーシーンは最高だし、Dr.ベガパンクの正体は(ありがちなのに)全く予想外な姿だったし、ボニーのセクシーシーンが最高だし、Dr.ベガパンクの正体のキャラデザが素晴らしいし、ボニーのセクシーシーンが最高だし。

鬼滅の大ヒット以降のワンピース、スゴいですよね。キャラデザも展開もボニーのセクシーシーンも最高です。

ライバルキャラが登場したら強くなるって、作者の尾田さん自身が少年漫画の主人公みたいじゃん。少年漫画の権化だな。

まぁ、とりあえずボニーのセクシーシーンが最高でした。

アオのハコ

秋合宿の設定が闇深すぎませんか?

最初は「なんで体育館競技の部活が合同で合宿するんだよ。体育館の取り合いになって非効率だろ」って思ってたんですけど「合宿で使う宿の経営者が学校のOB」という情報で全てを理解しました。

部活の顧問と宿の経営者、癒着してますね。

だからオフシーズンの秋に出来るだけ多くの客を呼ぶために3部活が合同で合宿をするんですよ。

この宿の経営者、部活の顧問にキックバックを支払っているハズです。

いやー…闇。

サブタイトルに「ワクワクイベント」とありますが、これ、部活の顧問と経営者にとっても「ワクワク」なんでしょうね。

僕とロボコ

前半のロマンチストギャグパート、ロマンチストというかただのアホでは?

個人的には後半の宇宙パートの方が好きです。

唐突かつ意味不明なお堂の鬼には大爆笑しました。

大東京鬼嫁伝

作者がこのマンガで描きたいモノは「地獄の様な世界に存在する夢の様なオアシス」なのでしょうか。

だとしたら、作中に描くモノは「夢の様なオアシス」だけで良いと思います。

そもそも読者は普段から「地獄の様な世界」を生き抜いているのですから、それをワザワザ作中で描写する事に意味は無いのではないかと思います。

「現実には存在しない美しく幸せな世界」を描きたいのであれば、作中からは徹底的に不快感を取り除く努力をして欲しいです。

あと…作品からネット臭さは取り除いて欲しいですね。

いまさら『特攻の拓』のパロディとかいらないです。ネットですら10年くらい前から擦られ続けてる古いネタですよね、これ。

ジャンプでマンガを連載するのであれば「ネットミームで盛り上がるオタク」ではなく「ネットにネタを提供する作家」に意識をアップデートしてください。

あかね噺

最後の弥栄亭であかねちゃんと一緒にいるのってからしクンですよね?

一緒に行動してるのかしら。

からしクン、個人的に好きなキャラなので登場してくれるのは嬉しいです。

あと、弥栄亭、大阪の天満天神繁昌亭に見た目が似てますね。参考にしてるのかな。

それとも寄席って、どこでもこんな感じなのでしょうか。

ギンカとリューナ

相変わらず大変、面白いです。

その上でちょっとした疑問なのですが、この世界における「貴族」ってどんな立場の人たちなんでしょうね。

貴族なのに賞金稼ぎみたいな事をしても問題無いのでしょうか?

そんな事をして、家柄を貶める事には繋がらない?

この世界における貴族って「権威ある存在」ではなく単純に「豪商の一族」みたいな扱いなのでしょうか?

でも、紋章があるって事はなにかしらの権威を与えられてるんですよね、きっと。

今後、ベレッタの家族の話が深掘りされたりするのかな…。

絵に描いた餅を描いた餅(読切)

面白いです!

一言感想に書いた通り展開はベタベタですが、読切ですし、それで良いと思います。

言ってしまえば「肩・肘を壊したピッチャーのお話」と全く同じ展開だと思うのですが、それを「耳が聞こえなくなったトランペット奏者」にズラしたところに新しさがありますね。

で、構成も秀逸だと思います。

というのも、この作品って極めてメタ的な視点で描かれているからです。

だから、この作品のタイトルは『絵に描いた餅を描いた餅』になっているのでしょう。

この言葉、作中に出てくるマンガのタイトルでもありますが、このマンガ自体を表したモノでもあると思います。

この作品は「(現実には存在しない)美味しそうな餅」なんですよ。

だから実際の聾者の生々しい苦しみなんかは描かれていません。

でも、これはエンタメ作品なのですから、それでいいんですよ。

「現実に苦しんでいる人」を救うために「現実の苦しみ」なんて描く必要はないのです。そんな生々しさなんて、誰も望んでいない。

いやぁ、素晴らしい読切でしたね。

…ちなみに描写や熱さにヒロアカ感があるのですが、個人的には別に良いと思います。

もしも、この作品の良さがヒロアカの影響下にあるのであれば、ヒロアカがジャンプの看板級マンガとして売れまくっている事実は、世の中に本当に良い影響を与えているのだと思います。

高校生家族

どうなんだろう。

個人的には春香ちゃんに票を入れますね。

光太郎君が学校を良くしてくれるビジョンが見えない…。

まぁ、現実には生徒会長なんて誰がなったところで学校には何の影響もありませんが…。

これはマンガだし…。

ウィッチウォッチ

音夢ちゃんが出てくると、必ず淫靡な展開になりますね。

もう音夢ちゃん自身が淫靡に思えて仕方がない。

今回も大変、淫靡なお話でした。

マンガとしてはムチャクチャ面白かったのですが、音夢ちゃんとモモチちゃんにも「男どもが様子をうかがっている」ことは伝えた方が良かったのでは…。人道的に…。

逃げ上手の若君

お話がサクサク進みますねー。

しかし「敵兵の死体を盾にする」って普通のマンガだったら確実に敵がやる戦法ですよね。

「なんでもありの戦国時代」感が出てて良いですね。

PPPPPP

このマンガのわかりにくさって「作者の独自の世界観を読者が理解できないまま話が進む」ところにあると思うので、今回みたいに全てを言葉で説明する回はあっても良いのではないかと思います。

サブタイトルにある通りまさに『簡単化』ですよね。

ただ、ラッキーくんの『優しくしたい キョウダイに…』というセリフにあまり納得感がありませんでした。病気のお母さんの話、どこに行ってしまったのか…。

僕の読み込みが甘いだけなのかしら。

アンデッドアンラック

とても面白いのですが、掲載順が不安ですね…。

もしかしたら今回の神戦が終わったらジャンプラに移籍とかある?

まぁ、それでも別に良いんですけど…。

おわりに

今週の感想は以上です。

今週もジャンプは最高でしたね!

次週も楽しみです!

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