こんにちは。竹瓦温泉大好き、チョッピーです。
名湯・竹瓦温泉
依然として地元・別府に滞在している。
諸般の事情により12月27日 ~ 1月9日までずっと別府に滞在する事になったのです。
なので昨日の記事(『Daily Choppy !』第1270回)にも書いた通り、できる限り『普段の帰省時には立ち寄らない温泉』に行くようにしている。
今日は別府の温泉におけるシンボリックな存在である「竹瓦温泉」を楽しんできた。
読者の皆様は竹瓦温泉をご存じだろうか?
別府市のサイトに記載されている「施設概要」を引用すると次の通りだ。
明治12年(1879)創設で、当初建築されたものは竹屋根葺きの浴場でその後改築されたものが瓦葺きであったため、竹瓦温泉の名称がついたと伝えられています。
竹瓦温泉|別府市
現在の建物は昭和13年(1938)に建設されたもので正面は唐破風造(からはふづくり)の豪華な屋根をもつ温泉となっており、その外観は別府温泉のシンボル的な存在となっています。天井の高いロビーは昭和初期のイメージを残しており、湯上りにくつろげるスペースとなっています。 名物の砂湯は浴衣を着て砂の上に横たわると砂かけさんが温泉で暖められた砂をかけてくれます。
このように市のウェブサイト内で公式に『その外観は別府温泉のシンボル的な存在』と言われるほど有名な温泉。
別府観光協会が主催する「別府八湯温道」においても第1番として最初に紹介されている。
なお、別府八湯温泉道とは…と説明していくと、いつまで経っても本題にいけないのでこの辺りで切り上げる。
気になる方はお手数ですが「こちらのページ」などをご参照ください。
経験が少ない
このように有名な竹瓦温泉。
だが、実は僕は大学生になるまで、この温泉には入った事が無かった。
何故か。
それにはいくつかの理由がある。一番の理由はその立地かもしれない。
別府市のサイトでも「JR別府駅から駅前通りを徒歩で約10分」と紹介されているくらいアクセス良好な施設なのに?
うーん…。
まぁ、今回、実際に駅前通りから竹瓦温泉に行くまでの道のりを写真に収めてきたから、先にそちらを紹介しよう。それを見て頂ければ、なんとなく理由も察せるのではないかと思う。
駅前通りから竹瓦温泉までの道のり
まずJR別府駅から海に向かって伸びる駅前通りをまっすぐ進み「竹瓦温泉横丁」と呼ばれる通りに差し掛かったら、右折してそちらに入る。
有名な温泉に向かう道としては心配になるくらいの路地だが、気にせず進もう。
ある程度、進むと
竹瓦温泉の場所を教えてくれる案内板があるので、さらに不安になっていく道を指示の通りに歩く。
ドンドン雰囲気がおかしくなってくるが、気にするな。
18歳未満は立ち入り禁止な何かしらのお店があるが、気にしてはいけない。
最安値でも12,000円。最高値で38,000円。
かなりの高級店だ。別府市内のお店でも最高ランクなのではないだろうか?
何が提供されているのかは僕にはわからないが…。
先程のお店とは少し趣きが異なる18歳未満立ち入り禁止のお店もある。
のぼりに「全室シャワールーム完備」と書かれている。お店の中で体が洗えるようだ。
まぁ、これから温泉に入って体をキレイにする予定の僕には不要な施設のようだが…。
看板に「HEALTH」と書かれている。HEALTH…つまりは健康。
なにかしらの運動が出来てスッキリする施設なのかもしれない。
最近、別府にもジムが増えているようだし。
ただ、それなりに年季が入っている建物のようにも思える。
まぁ、いずれにしてもこれから温泉でスッキリする予定の僕には、こちらも不要な施設のようだ。
そんなこんなで竹瓦温泉に到着。
いやぁ、荘厳な建物だなぁ。
アングルを変えて色々な写真を撮っていると…
なんだアレは…?
なるほど、無料案内所と風俗店の看板じゃねーの。
もう風俗店って言っちゃってるじゃねぇか。
そう、歴史あるお風呂屋さんであるところの竹瓦温泉の周りには、これまた歴史あるお風呂屋さんがたくさんあるんだよなぁ。
な~にが女王蜂だよ。刺しちゃうぞってか。
挿しちゃうぞはこっちのセリフだバカ野郎。
お前だよバカ野郎は。
地元を知ろう
というわけで、まぁ、なんとなく高校時代までの僕が竹瓦温泉界隈に近寄っていなかった理由も察して頂けたのではないかと思う。
ちなみに他にも「竹瓦温泉には男女それぞれ浴槽がひとつしかない」とか「そもそも自宅にもお風呂はあるのでワザワザ温泉には行かない」などの理由もあった。
そんなわけで大学時代以降も数える程しか竹瓦温泉には入った事がありません。今回の入浴で3回目かな…たぶん…。
竹瓦温泉に限らず、別府の温泉を利用しない地元民は意外と多い。
僕の両親を始めとする親族や友人も、そんなに頻繁に温泉を利用しているワケではないようだ。
やはり自宅にお風呂があると、そちらの方が便利な点は多いですからね。
別府に限らず、地元の名物って、あんまり地元民は詳しくない事の方が多いのではないかと思う。
少なくとも、僕が別府について多少なりとも詳しくなったのは大学入学以降の話だ。
ただ、今回、あらためて竹瓦温泉を楽しんで思った。やはり、地元民こそ地元の名物に明るくなっておくべきではないか?
それは「日本人こそ日本の事に明るくなるべき」と同じような意味合いで。
少なくとも僕は別府市以外の出身の方に「別府って何があるの?」と聞かれて、「え…ちょっとよくわからないな…」としか答えられない人間にはなりたくないかな…と思った。
なんか、カッコ悪いじゃん、それ。
「竹瓦温泉の周りには風俗店がいっぱいだよ!」と嬉々として語る人間がカッコいいかどうかはさておき。
おまけ
本文中に紹介しきれなかった写真をおまけとして掲載します。
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竹瓦温泉を挟んで別府駅とは反対側に伸びる小さなアーケード。
実はこちらのアーケードは、現存する日本最古の木造アーケードとのこと。
僕はこの道を昔から知っていた…というか、普段、竹瓦温泉に行くときはこの道を使っている(こちらの道には風俗店の客引きなどがいないため)のですが、この道が現存する日本最古の木造アーケードだという事を知ったのは最近です。
皆様のお住いの地域にも、知られざる価値のあるモノは色々と存在するのかもしれませんね。
本日もふらとぴにお越し頂きありがとうございます。
ちなみに念のために書いておきますが、本記事にセックスワーカーの方を貶める意図は微塵もございません。温泉と性風俗は文化的にも歴史的にも切り離せない、どちらも温泉街を支える重要な要素だと思っています。そもそも大前提として職業に貴賎はありませんので。