こんにちは。モザイク大好き、チョッピーです。
我々はGoogleに忖度していない
最近、本サイト『ふらとぴ』へのアクセスが好調だ。
具体的には昨年末くらいからアクセスが多い状態が続いている。
まぁ、「多い」と言っても毎日200ユーザくらいの方々がアクセスしてくれているに過ぎない。だから、毎日数万ユーザが訪れている巨大サイトと比べると圧倒的に見劣りするのは事実。
とはいえ、それでも本サイトとしては好調な事には変わりない。
アクセスして頂ける人の数はサイト開設以来ジワジワと常に右肩上がりではあるのだが、その上昇率が昨年末くらいに急に上がってポンッと50人くらい増えたのだ。
一過性のモノかな…と思っていたのだが、この状況はかれこれ一ヶ月以上続いている。
その理由はイマイチよくわからない。
アクセスを牽引してくれている記事があるのは確か。だが、その記事へのアクセス数が減ってきても、サイト全体へのアクセスは減っていない。
どうも Google検索からサイトにアクセスして頂ける方が増えているようなので、なにかしらの理由によりサイト自体のGoogleからの評価が上がっているのかもしれない。
SEO対策を強化したりしたのかい?
いや、何もしていない。
というか、本サイトはSEO対策という名目でなにかしらの施策を行った事はない。
もちろんサイトの階層化などの「システムとして当たり前に行っているべきこと」はしている。だが、それだけだ。
その後は「(制作者自身も含む)ユーザが楽しめるコンテンツ」を目指してコンテンツを制作しているだけ。Google は全く意識していない。Google は本サイトにとってのユーザではないからだ。
ただ、Google からの評価が上がった事によりユーザ数が増えたのだとすると…多くのユーザに本サイトを知って頂くためのツールとしての Google にも、もう少し寄り添ってもいいのかもしれない…などと思わないでもない。
大人向け
そんな事を考えながら作業中のBGMとして流す映像作品を U-NEXT で探していると、とある作品がヒットした。
『サウナのあるところ』…?
どうやらフィンランドで制作された2010年公開のドキュメンタリー作品らしい。
ストーリー
日常的にサウナを楽しむ北欧の国・フィンランド。街中の公衆サウナをはじめ、あらゆる場所に約300万個のサウナがあるという。そんなサウナに集う、シャイで寡黙といわれるフィンランドの男たちが身も心も裸になり、自然と身の上話を語り始める。
サウナのあるところ|U-NEXT
ふむ…。
作業中のBGM用映像としては適している気がする。
サウナ内でのドキュメンタリーだから躍起になって映像を追わなくても問題ないだろうし、ロウリュの”ジュワ~”という音なども入っているのであれば、作業中の癒しにもなりそうだ。
ただ、少し気になるのはレイティングが「R15+」になっているところ。
フィンランドのサウナには混浴も多いと聞くが…。
ということはアレか。
このドキュメンタリー作品は癒しだけではなくいやらしまで兼ね備えているということなのか。
ええやん!
僕は U-NEXT の再生ボタンをクリックした。
逆じゃない?
結論から言うと、このドキュメンタリー作品には僕が期待したようなシーンはひとつも映っていなかった。
冒頭に熟年夫婦がサウナで互いの体を流すシーンがあるが、女性の裸が映っている箇所はそれだけ。
他は基本的にずっと男性の裸が映っているだけだ。
まぁ、その…観る人の嗜好によっては大歓喜映像なのかもしれないけれど、僕にとってはそうではなかった。
僕に限らず「サウナに入っている男性の裸体はセクシャルなものではない」という認識は一般的なモノだと思う。
では、このドキュメンタリー作品はなぜ「R15+」なのか。別に暴力シーンなどがあるわけでもないし、冒頭の女性のヌード程度であれば、せいぜいPG12…もしくは全年齢対象でも問題ない気がする。
ただ、1点、特徴的なところがあって…このドキュメンタリー作品では、サウナに入っている多数の男性の局部が無修正でそのまま映っている。おそらくそれが「R15+」指定の原因なのではないだろうか。
いくら猥褻ではないとはいえ、まぁ、セクシャルな部位ですからね。それがそのまま映っていれば「R15+」くらいにはなるのかもしれない。
などと納得しながら映像を眺めていると、作品の中盤あたりでサウナ内に3人の少年が入ってきた。
…え!?
驚いた。
なんと、その少年たちの局部にはボカシが入っていたのだ。
大人チンポは無修正なのに、子供チンポは修正するの!?
下品な表現で恐縮だが、シンプルにそう思った。
Googleが我々に忖度しろ
フィンランドでは成人男性の局部よりも、少年の局部の方がより猥褻だと考えられているのだろうか。
僕はフィンランドの倫理観には全く明るくない。そのため真相はよくわからないが、『サウナのあるところ』における映像修正の方針は、僕の倫理観とは正反対のなにかによって規定されているようだった。
僕は「サウナに入っている成人男性の局部」と「サウナに入っている少年の局部」のどちらも猥褻物だとは全く思いませんが、それでも、どちらにボカシを入れるべきか…と聞かれれば、それは成人男性の局部の方が適切なんじゃないですかね…。
「所変われば品変わる」というが、商品に限らず、倫理観を含むあらゆる価値観は、本当に場所によって全く違うモノになってくるのだな…と思う。
もちろん、場所に限らず時代によっても変わってくるのだろう。
江戸時代なんて性に対してものすごくおおらかだったと聞くし、そんなに時代をさかのぼらなくとも、たとえば5年前の倫理観と今の倫理観はかなり異なっている気がする。
もっと言えば、仮に同じ時代・同じ場所であったとしても、自分と他人の価値観にはズレがある。
そう考えると、やはりコンテンツ制作も「受け手の価値観」だけにフォーカスして行うべきなのだろう。「コンテンツの橋渡しを行うなにか」に忖度などしていられない。
だって、「受け手の価値観」ひとつですら理解するのは困難なのだ。
そこにさらに「橋渡しを行うなにかの価値観」なんかを挟んでしまうと、もう、ワケがわからない事になってしまう。たぶん。
本日もふらとぴにお越し頂きありがとうございます。
「受け手が楽しめるコンテンツ」を作り続けていれば、Googleなどのプラットフォーマー達も僕達を無視するワケにはいかなくなるハズだ…と考えています。