こんにちは。基本的に動きが遅い男、チョッピーです。
今回の記事について
今回は最近のインターネットを取り巻く状況についてのチョッピーの所感です。
大人気! クラブハウスが。
すでに先日からニュース等でも取り上げられていますね、クラブハウス。
カニの家
違うんです。カニの家は「crabhouse」です。僕が今、話しているのは「Clubhouse」。
ディスコミュージックを起源とするジャンルの音楽が常に流れているクラブ
違います。そもそも、それだと「ハウスクラブ」になるのでは? 僕が話したいのは「Clubhouse」。最近話題の招待制の音声SNSです。なお、今のところiOS専用のアプリなのでAndroidユーザは利用できません。
このサービス、日本でのアプリリリースは2021年1月23日。Googleでの検索状況を表す「Googleトレンド」で「Clubhouse」を調べてみるとこんな感じ↓のグラフになっています。
1月26日くらいから話題になり始め、そこから急激に検索数が増えています。爆発的に人気になった事がよくわかりますね。
この様なClubhouse関連の情報に関してはこちらの記事↓にわかりやすくまとめられていましたので興味のある方はご参照ください。
すでに著名人がたくさん参入しているようですね
話題のClubhouse、すでにたくさんの著名人が参入されている様です。僕はAndroidユーザでClubhouseが使えません。そのため実際にアカウントを調べる事は出来ないのですが、こんなブログ↓もありました。
裏取りの出来ていない情報で申し訳ないですが気になる方は参考にどうぞ。
新しいインターネットサービスが登場した時には大抵、名前の挙がるメンツはもちろん「え、こんな人もやってるんだ」というメンツまで幅広い層の著名人がClubhouseを利用している様です。おそらく、上に貼り付けたブログに名前の挙がっていないジャンルの著名人もたくさん参入されているのでしょう。
クラブハウサーは現れそうにないですね
前述した通りClubhouseの日本でのアプリリースは1月23日。本記事の公開日は2月7日なので、アプリリースからまだ15日しか経っていません。それにも関わず、この認知度。
この現象の原因や影響には色々なモノがあるのでしょう。個人的には「Clubhouse発の有名人…言うなればクラブハウサーは現れないんだろうな」と感じています。すでにClubhouseに人が多く集まっており、同様にClubhouseの外で知名度・影響力を持つ方も多く参入されているからです。
一昔前のインターネットはこうではありませんでした。YouTubeやTwitterなどが登場した当初は「よくわからないあやしいサービス」みたいな評価でした。もちろん有名人のアカウントも少なかった。つまりYouTubeやTwitterのサービス開始当初には「絶大な影響力をすでに持っている人のアカウント」は少なかったわけです。
そんなニッチな世界で現在、トップYouTuberや人気ツイッタラーと呼ばれる人々は頭角を現してきました。これは「圧倒的な力を持つアカウント」が存在しない世界だったからこそ起こり得た現象であったのではないかと思います。
Clubhouseはその様なある種、牧歌的な世界ではありません。すでに多大な影響力を有した強力なアカウントが跋扈する群雄割拠の戦国です。そこには先行者利益などは存在しない。
これからのインターネットは嗅覚とスピードではなく、質と量が大事になるのでは
おそらく今後はClubhouseに限らず、他の新興ネット系サービスでも同じ状況となるのではないでしょうか。すでにインターネットは多くの人に「稼げる世界」だと認識されています。
そのため人気となりそうなサービスにはあっという間に大量の人々が殺到します。そこには「最初から強いアカウント」も存在する。
少し前までのインターネットで勝つためには「嗅覚とスピード」が重要だったのではないかと思います。多くの人が知らないサービス・情報を早めに入手して、他の人が来る前にそのサービスにおける影響力を確保する。もしくはそのサービスの外に情報を拡散する。その様な「勝ち筋」があったように思えます。
もはやその勝ち筋は通用しません。新しいサービスは一瞬で人口に膾炙します。その世界に飛び込むのを躊躇する人もいません。経済学の言葉を借りれば「完全競争状態に近づいている」と言えるのかもしれません。
完全競争とは
自由競争といわれる一般的概念を厳密に定式化した理論的,分析的概念。ある財について需要者と供給者の数がきわめて多く,相互に十分な市場情報と商品知識を有し,売買される財は全く同質で商標,特許,広告,嗜好などによる商品差別化は存在しない市場状況を純粋競争という。そこでは需要者と供給者の双方にとって価格は与件とされ,それに適応的に行動する結果,市場価格は社会全体の意図した需要量と供給量とが等しくなるところで決定される。完全競争はさらに供給者の新規参入の自由,生産要素の移動の自由,予測の確実性などのよりきびしい完全条件を付加した市場状況をいい,この状況では需要者の予算制約付効用最大化によってより安い価格が選好されるため,「同一時点では同一財にただ1つの価格しか成立しない」という一物一価の法則が実現するとともに,供給者の最大利潤の追求によって超過利潤が発生するかぎり新たな供給者の新規参入を誘発するので,結局は市場価格=限界費用=平均費用といういわゆる生産費の法則 (費用法則) が成立する。
完全競争とは|コトバンク
なお、チョッピーは経済学者ではないので「完全競争」の解釈が間違っているかもしれません。間違っていたらスミマセン。
この様な世界においては「嗅覚とスピード」は意味を成しません。必要となるのは純粋な力だけ。すなわち質と量です。
インターネットの世界はすでに「弱者がテクニックを弄して強者を出し抜ける夢のある世界」ではなくなってしまったのかもしれません。もし、この世界で勝ちたいと考えるのであれば、今後は地道に力をつけていくしかないのではないでしょうか。
本日の締め
今回は最近のインターネットを取り巻く状況についての僕の所感を書いてみました。
今後も「嗅覚とスピード」で勝負をし続けたいと考えるのであれば、もしかするとインターネット以外の世界に活路を見出した方がいいのかもしれませんね。具体的にどんな世界だと、そのやり方で生き抜けるのかは僕にはわかりませんが…。
それがわかるんだったら僕が先にやってるって話ですよ
今回の記事では他人事のように語りましたが、僕もインターネットを主戦場に定めたビジネス(ふらとぴ)で身を立てようとしている立場です。討ち死にしてしまわないように、今後も質と量をドンドン向上させられるように頑張りたいと思います。
本日もふらとぴにお越し頂きありがとうございます。
ま、質と量をドンドン向上させるためのメソッドもよくわからないんですけどね。