こんにちは。インターネット大好き、チョッピーです。
何もかも皆懐かしい
「インターネット老人会」というネットスラングがある。
それはそうなんだけど、そうじゃない。
確かに今は92歳の人気ゲーム実況おばあちゃん(Gamer Grandma)なんて方もいらっしゃるが、そうじゃない。
「あの頃のインターネットを懐かしく語り合う人々」を指す言葉だ。
だから、インターネット老人会の入会資格は実際の年齢とは関係がない。
実際に高齢の方もいるだろうし、最年少だと30歳くらい?の方もいるだろう。
もちろん現在37歳の僕ことチョッピーも例外ではない。
なんて便利な
インターネットの影響力は、今でも日々、拡大していると思う。
何と言っても今やテレビにもインターネット接続機能が標準装備されている時代だ。
テレビのリモコンに「YouTube」や「TVer」に繋げるためのボタンがあるくらいですからね。
高齢者が自宅のテレビで、前述したゲーム実況おばあちゃんの動画を観ている…なんて風景も当たり前のモノになっているのかもしれない。
そのお供に食べている食事も、スマホを使って Uber で注文したものだろう。たまには子供や孫からテレビ通話を使って会話を楽しんだり、SNS で昔の友人と連絡を取ったりもするのかもしれない。
インターネットはかように大衆化した。
多くの人々に多くの喜びをもたらし、もはや、それが無かった生活なんて考えられなくなっている。
インターネットは本当に素晴らしいツールだ。信じられないくらい立派に成長した。
それと同時に、インターネットはその身にまとっていた輝きを失った。
鼻つまみ者どもの楽園
それがくすみ始めたのはいつからだったのか。
正確なところは定かではない。
なんとなく2013年~2015年くらい…YouTuber という職業が社会的承認を得た時に、それはとどめを刺されたのではないかと思う。
それ以前のインターネットは明らかに「なにか気持ちの悪い後ろ暗いモノ」だった。
陽の当たる世間では後ろ指を指されてしまう言動・行為・趣味・存在。
そんなドロドロとした「穢れ」が存在を許され、それぞれの幸せを追求する混沌とした世界。
サラダボウルのように棲み分けが為されており、その境界線上では毎日のように破壊的な諍いが起こり、それぞれがそれぞれを軽蔑し、ごくまれに鶴が生まれるよろしからぬ掃き溜め。
僕はそんな掃き溜めが好きで、汚泥の中から飛び出した鶴が輝きをもって世界を変えていく様に憧れを抱いていた…ように思う。
Paradise Lost
2022年現在、そんな掃き溜めは一掃されている。
ここは、すでに陽の当たる世界だ。
「ネットとリアル」なんて概念はすでに存在しない。
「ネットはリアル」なのだ。
最近は高齢者も普通にネットを楽しんでおるからのう
汚泥から生まれた鶴は、世界を汚泥に包まなかった。
その輝きに目を奪われた人々が、汚泥の中に更なる輝きを求めて、その場を荒らし尽くしただけだった。
あとに残った大地は、同じ場所にあろうとも、すでに昔のそれではない。
キレイで、清潔感に溢れていて、理路整然としていて、有益で、意味があって、価値が溢れる快適で素晴らしい世界。
それが、今のこの場だ。
インターネット is DEAD。
昔、ここに蠢いていた魑魅魍魎。君たちは今、どこで何をしていますか?
もう、僕とあなたが巡り合う事はない。
あの日の我々よ、さようなら。
これからは、この素晴らしい世界で、どうにかこうにか生きていこう。
本日もふらとぴにお越し頂きありがとうございます。
大衆化は幸せの総量を増やす望ましいモノですが、それに寄与した人々にとって喜びを感じられるモノであるとは限りませんね。どの世界でもそうだと思います。