こんにちは。震度1でも察知できます、横道それ夫です。
今回紹介する作品はインディーズ系の3Dアクションゲーム『スマッシング・ザ・バトル ゴーストソウル』です。
ストーリーのネタバレはありません。なお、本レビューはNintendoSwitch版に準拠しています。
スマッシング・ザ・バトル ゴーストソウル
概要
Studio HGという韓国のゲーム開発スタジオの作品です。
2021年1月にPS4版が、2021年8月19日にNintendoSwitch版が発売されました。
海外ではパッケージ版も展開されているようですが、日本国内はDL販売専用。
購入したNintendoSwitch版の価格は1,480円です。
揺れるアクションアドベンチャー「スマッシング・ザ・バトル」に新シナリオ、新キャラクターを追加、ボリューム200%で登場!
ゲームプレイ/ハック・アンド・スラッシュタイプのアクションアドベンチャーゲームプレイヤーは、次々と現れる敵ロボットを、通常攻撃、連続攻撃を駆使して撃破することで脱出路を開くことができる。一定の攻撃を敵に加えることでスキルポイントが溜まり、必殺技を使って一度に大量の敵にダメージを与えることも可能。ステージクリアで得られるコインを使ってキャラクターを強化し更なる敵に備えよ!コインを使えば様々な機能を持ったコスチュームに着替えることも…。
スマッシング・ザ・バトル ゴーストソウル | My NintendoStore
2019年に発売された『SMASHING THE BATTLE(スマッシング・ザ・バトル)』に追加のキャラクターとシナリオ(ゴーストソウル編)を加えたものが本作にあたります。新作ではなく+αの完全版です。
一応ストーリーはありますが、あくまで登場人物をキャラ付けする程度のお話なので、そこに期待は禁物。「戦う→自キャラを強化→戦う…」をひたすら繰り返していくハクスラゲーです。
そして「揺れるアクションアドベンチャー」です。
※動画は 2019年発売の『SMASHING THE BATTLE』のものです。
キャラクターごと差別化や操作性は良好
プレイアブルキャラは全部で4人。陰影のつけ方にアメコミっぽさを感じる3Dモデリングは4キャラともイイ感じです。
制作チームは眼鏡推し?なんでしょうか。全員、眼鏡かゴーグルを装備しています。
基本的な操作方法は全キャラ共通ですが、攻撃モーションや個別スキルでしっかり差別化がされています。
ちなみに複雑なコンボや複数ボタン同時押しはありません。
シンプルな操作性で指が忙しくならないので、スイッチの携帯モードでも余裕で遊べます。
ボタン押しっぱなしで通常攻撃がコンボになるあたり、なんかスマホゲーっぽいなぁと思ったら前作『SMASHING THE BATTLE』はiOSやAndroidでも展開してました。
「揺れ」について
よく揺れます。
しかし、戦闘時はある程度カメラを引いて広い範囲の敵を視界に収めておく必要があるので、実際のプレイ中にキャラクターの「揺れ」を感じることはあまりありません。
というか、割とシビアなアクションゲーなのであまりそちらに意識を割く余裕がありません。
メニュー画面では自キャラを回転させたりアーマーを外したりできます。ごゆっくり。
基本攻撃の射程が控えめ
基本攻撃の射程が見た目と比べると結構短いです。
この「見た目の射程」と「実際の射程」のギャップが結構大きいので、アクションゲーに慣れた人ほど違和感とストレスを感じるかもしれません。
また、遠距離攻撃を主とする敵キャラはこちらが接近すると後ずさりながら攻撃を仕掛けてくるので、しっかり肉薄しないと攻撃が空振ります。
でもまぁ、モンハンだってガバガバ当たり判定だったりするし…ご愛敬よ。
弾避け(回避)がカギ!というか必須
本作には、いわゆるガードがありません。(キャラによっては一部攻撃を防ぐバリアはある)
なので敵の攻撃は「回避ボタン」を駆使して避けるのが基本的戦術になります。
しかし…まぁ…敵の攻撃のなんと苛烈なことでしょう!
あるときは自キャラに向けて、あるときは自キャラの移動先に、弾幕シューティングかよと思うくらいビームやらミサイルやらが飛んできます。
しかも…
- 被弾時の無敵時間がほぼない(連続ダメージを受けがち)
- そもそもボスの範囲攻撃はダメージが即死級
なので、ダメージを受ける=死、という割と尖ったバランスです。
その分、回避モーションの無敵時間は多め。しかし、戦闘を有利にする「ジャスト回避」を戦術に組み込むにはそれなりの慣れと練度が必要です。僕も序盤はうまく避けられず死にまくりました。自爆特攻してくる小兵、お前絶対許さん。
いわゆる「無双系」のようなお手軽爽快アクションをイメージすると、回避必須のシビアなバランスに挫折してしまうかもしれません。
全マップ使いまわし
ストーリーモードでは各キャラクターごとに全30ステージが用意されていますが、すべて使いまわしです。同じ形の広場と通路を組み合わせた数パターンのマップを繰り返すのみで、ステージのマンネリ化は否めません。
一応アクセントとして…ダメージ床・暗闇・障害物などが用意されていますが、基本的には鬱陶しいだけなので、むしろ無いほうがアクションに専念できてよかった気がします。
キャラクターに重きを置いた低価格帯のアクションゲーを捕まえて、マップのクオリティに文句を言うのは野暮ではありますが。
総評(おわりに)
無双系のようなお手軽アクションを楽しみつつ「揺れ」を楽しむゲームを想像していたので少々戸惑いましたが、回避に重点を置いた尖ったバランスはやればやるほどクセになってきます。
低価格帯のアクションゲームでこれだけ遊ばせてくれたら十分だと思います。
「揺れ」だけでなく、しっかりアクションしたい方にもオススメです!。
星4つ!★★★★☆
今日もふらとぴにお越しいただきありがとうございます。ではまた!