こんにちは。この夏はポケモン漬けでした。横道それ夫です。
最新作の『バイオレット』『スカーレット』の発売も迫る中、現在進行形でハマり中の『ポケットモンスター ソード』の所感を綴ります。いまさらです。
なお本内容は、『ポケモン金・銀』以来、20年ぶりにポケモンに触れたアラフォーおじさんの視点に基づきます。
前回↓の記事にある「ソード、凄い面白かった」の補完的内容です。
ポケットモンスター ソード
概要
超メジャータイトルですが、本連載の通例に倣って概要を書いておきます。
2019年11月15日にNintendoSwitch専用ソフトとして発売されました。
歴代のポケモンシリーズ同様に対となる2作が同時発売されており、そのひとつが本作『ソード』。もう一方が『シールド』です。
「色」をイメージさせるタイトルがほとんどのポケモンシリーズのなかでは、少し異色のネーミングですね。
3年前の作品ですが、大型DLCである「鎧の孤島」や「冠の雪原」が配信されたり、オンライン対戦向けのレギュレーションが更新されたり、期間限定のポケモンが配信されたりと、シリーズのネームバリューに胡坐をかかない積極性を感じさせます。
2022年8月現在も、アニメとコラボする形でポケモンの配信が行われています。
こういったホスピタリティの高さがポケモンを世界屈指のコンテンツに引き上げた要因かもしれませんね。シリーズ累計4億4,000万本は伊達じゃない。
よかったところ
世界観と物語
ポケモンバトルのチャンピオンは「みんなのヒーロー」であり、一線級のポケモントレーナーたちは「選ばれた人」であり…ポケモンバトルがプロスポーツ的な立ち位置として確立された世界観は、とても熱く、健全な雰囲気を感じます。
ジムリーダー戦やファイナルトーナメントなどのポケモンバトルは大きなスタジアムで開催される演出になっていて、これによって「世界中がポケモンバトルに熱狂している」という設定が非常にうまく表現されています。
物語もほぼ一貫してそれを描いており、過去作にあった悪の結社みたいな描写もありませんでした。
もちろん敵対する組織や人物もいましたが、衝突する理由もちょっと笑ってしまうようなものだったり、そちらの言い分もまぁわかる的な理屈を掲げていたりと、暗い雰囲気を感じさせないものです。
物語を通じて、常に爽やかな雰囲気を感じさせてくれるのは素晴らしいですね。
奇をてらわない王道はやはり大事。
ハード移行による表現力のアップ
Switch自体は最新ハードと呼ぶにはアレなくらい展開から時間が経ってしまっていますが、それでもやはりハードスペックによる表現力アップの恩恵は計り知れません。
まず、登場人物やポケモンが3Dモデルになったことで、各々の個性が一層際立つようになりました。
キャラクターには声こそ付いていませんが、非常に豊かな表情によって強烈に印象に残ります。
声無しについては容量の問題なのか、演出上あえてそうしたのか分かりません。が、僕は声無しも色々と想像の余地があって好きです。結果、アニメ版に登場したダンデが想像とまったく違う甘い声で驚きました。
ポケモンたちも、「ワイルドエリア」と呼ばれる箱庭みたいな場所で動き回っているのがとても可愛らしく愛着がわきます。
おまえ、そういう風に歩くのね。みたいなのが分かってとてもよいです。
そんな本作のノウハウを生かして、次回作では遂にオープンワールド化するらしいですね。
ハードスペックの壁を悠々と超えてきそうなポケモンチームの開発力に期待は高まるばかり。
ちょっと気になったところ
ワイルドエリアにおけるカメラ
通常のマップが固定カメラであるのに対して、ワイルドエリアでは右スティックで自由にカメラを動かせます。
ワイルドエリアではランダムにアイテムが取得できることから、頻繁にカメラを動かすことになるので、急に自キャラが消えるくらいカメラが寄ったり、壁付近での挙動が怪しかったりするのはもう少しうまく調整できなかったのかなぁと思わなくもありません。
まぁ、ワイルドエリア自体、次回作に向けての実験的な要素だったのでしょうけど。
バトルタワーにおけるCPUの戦術
本編クリア後に解放される「バトルタワー」でCPUが取ってくる戦術が、だいたい同じです。
- 状態異常系のわざを打つ
- 「まもる」系のわざを使う
基本的にはコレ。
とにかく「まもる」系の使用頻度が異常に高いので試合が凄まじく間延びします。
簡単に説明すると、「どく」や「やけど」による継続ダメージを与えながら、「まもる」という相手の攻撃をほぼ完全に防ぐわざを使い、試合を長引かせることでプレッシャーを与える戦法です。昔なつかし「どくどくかげぶんしん」!
状況に合わせた高度な思考ルーチンを搭載しにくいからでしょうか。
「誰にやっても大体いやがられる戦法」を取ってくるCPUが極端に多い気がします。
とはいえ、これはエンドコンテンツなので「嫌ならやるな」で終わる話ではあります。
未プレイなので何とも言えませんが、オンライン対戦もこんなノリなのかもしれません。
まとめ
20年ぶりにやったポケモンは、20年前以上の面白さを感じさせてくれました。
なんやかんやで、既にプレイ時間は200時間に迫ろうとしています。
ストーリーがめっちゃよかったので「2周目」ができたらいいんですけど、それがないのが惜しいですね。
はっ…!つまり…シールドを買ってやればいいということか…。ポケモンも移せるし。
任天堂、商売が上手すぎる。
アラフォーおじさんが遊んでも面白いポケモンは、やっぱり凄まじいコンテンツですね。
本作に僕の評価など不要!!
今日もふらとぴにお越しいただきありがとうございます。ではまた!
『バイオレット』『スカーレット』も楽しみです!!