こんにちは。アニメムービー大好き、横道それ夫です。
今回はレビューでもエッセイでもない、ちょっとした企画回をお届けします。
題して「オープニングムービーがカッコいいゲーム選手権」。
横道それ夫の記憶に刻まれた「カッコいいオープニング」を擁する作品をカウントダウン形式で紹介します。
なお、公式動画はあったりなかったりなので、作品ごとに「動画が見れそうなリンク」(すべてYouTubeです)を添えてあります。
なお、本ランキングを作成している私、横道それ夫はアラフォーのおじさんです。
5位『GOD EATER BURST』
2010年2月にPlaystation Portable専用ソフトとして発売された『GOD EATER(ゴッドイーター)』(以降「無印」と記載)にシナリオ追加やバランス調整を施し、同年10月に発売された完全版的作品。
無印の理不尽な難易度が改善されたり、完全モブだった一部のキャラが魅力的にリファインされたり、追加シナリオが異様に熱かったり、「やればできるじゃないか」を通り越して新たな「狩りゲー」の台頭を予感させました。
「生きることから逃げるな!」に度肝を抜かれたプレイヤーも多かったことでしょう。
オープニング曲は無印の『Over the clouds』をアレンジしたもので、映像も本作の追加要素に合わせた新しいものになっています。
全体的にハイクオリティですが、特に最後のリンドウさんとレンが重なり合う演出は本作クリア後に見ると本当にカッコよすぎて痺れます。
媒体がPSPなので今から本作に触れることは難しい(一応リメイク版もありますけど…。)ですが、あらゆる要素が高水準でまとまった「限りなく神ゲーに近い傑作」だと思います。
ちなみに映像を作っているのは『鬼滅の刃』で有名なufotableです。
4位『グランツーリスモ2』
1999年12月に初代Playstation用ソフトとして発売された作品。
言わずと知れた車ゲーの金字塔『グランツーリスモ』シリーズの第2作目です。
今回のランキングで唯一、アニメ映像じゃない作品です。
オープニング曲はシリーズの代名詞『Moon Over The Castle』が使われています。
夜明け前のヨーロッパっぽい街並み、自動車の歴史をなぞるようなモノクロ映像、日が昇り始めるサーキット、そして街灯はまさかのS2000のボディへの映り込み。という超クールなイントロから、アゲアゲなギターサウンドと共に現れるタイトルロゴ。そしてそれがチェッカーフラッグに変わって…。
流石に車の質感などは現在の同ジャンル映像と比べるべくもありませんが、映像のセンスにおいては今なおこれを超えるものは少ないのではないでしょうか。
『Moon Over The Castle』のアレンジもこのバージョンが一番カッコいいです。
シリーズは現行機Playstation5でも遊べる『グランツーリスモ7』まで展開されていますが、なんだかんだゲームとして一番面白かったのも本作だったなぁと思います。
3位『WILD ARMS 2nd IGNITION』
1999年9月に初代Playstation用ソフトとして発売されました。
「口笛と荒野のRPG」として今なお根強いファンがいる『ワイルドアームズ』シリーズの第2作目です。
「英雄とは?」というテーマを軸に、特撮めいた演出やシリーズ独特の「節」みたいなものが非常に上手く折り重なったシリーズ屈指の名作です。
Disc1とDisc2で曲もオープニングムービーも変わるという、テレビアニメの1クール・2クールみたいな演出が当時衝撃的でした。
個人的に好きなのはDisc1の『どんなときでも、ひとりじゃない』の方です。
こちらは公式動画があります。
もう本作がリメイクやリマスターという形で世に出てくることは無いのだと思いますが、シリーズの精神的続編の開発が始まっているらしいのでそちらは少し期待しています。
完全に余談ですが、当時、僕たちの間で「ワイルドアームズ2のOPムービーに合わせて違う曲を流す遊び」が流行しました。後にニコニコ動画などで出てきた「差し替えMAD」みたいな感じでしょうか。
DEENの『ひとりじゃない』が無編集なのに異様な親和性を見せ、僕たちを感動させました。
暇な人は試してみてください。
2位『テイルズ オブ ベルセリア』
2016年8月にPlaystation3/4用ソフトとして発売された作品です。
『テイルズ オブ』シリーズで言うと…何作目なのかはちょっとよく分からないのですが、比較的最近の作品ですね。
主人公ベルベットが魅力的で、ファンタジア・デスティニー・エターニアあたりの思い出補正をぶち抜いてシリーズでは本作が一番好きです。
そんな本作はオープニングムービーも流石のクオリティ。
曲はFLOWの『BURN』です。
FLOW繋がり…でもないのですが、マギルゥが『交響詩篇エウレカセブン』のリフみたいな動きで空から滑空してくるシーンが好きです。
ところで、テイルズシリーズのオープニング映像でサビにちゃんと主人公が映ってる作品って割と珍しくないですか?
それも含めて、「曲の盛り上がりで映像も盛りあげる」が徹底されていて何度見ても飽きません。
3位以下にノミネートした作品は横道それ夫の「思い出補正」や「作品贔屓」が多分に含まれていたりもしますが、本作はそれを差し引いてもシンプルにとてもカッコイイです。
こちらも映像制作はufotableです。
1位『サクラ大戦3 ~巴里は燃えているか~』
2001年3月にドリームキャスト用ソフトとして発売されました。
舞台を日本の帝都からフランスの巴里に移した『サクラ大戦』シリーズの3作目です。
本編の評価も高い本作ですが、やはり語り草なのはオープニングムービーの作り込みです。
特にクライマックスのフレンチカンカンのシーンは「圧巻」を通り越してもはや「異次元」。
当時どこからか流れてきた「オープニングムービーだけで制作費用が数億円」みたいな嘘も思わず「そうかもなぁ」と信じそうになってしまうレベル。
楽曲『御旗のもとに』もその映像美に引けを取らないカッコよさですね。
発売当時、その感動を自分だけでは抱えきれず、友人3、4人に「見せたいものがあるから」と電話して大きなテレビのあるやつの家に集まってもらい、鞄にドリームキャストを詰め込んで自転車を漕いで鑑賞会を開きに行った思い出があります。
最近ではアニメ『進撃の巨人』や『鬼滅の刃』、『チェンソーマン』などのクオリティが「頭おかしい」(誉め言葉)ことで有名ですが、僕の人生で「頭おかしい」と言えば未だに『サクラ大戦3』をおいて他にありません。
20年経っても圧倒的1位です。
「ぱりか~げきぃだん~♪」のところでつま先をキュッとするシーン、好き。
おわりに
何の前触れもなく企画回をお届けしましたが、同年代のゲーム好きなら知っている作品もいくつかあったのではないでしょうか。
映像面におけるゲームの進化は留まるところを知りませんが、「魅せ方」については今でも通用する過去の名作がたくさんあります。
制作者のこだわりが詰まったオープニング映像、今回紹介した作品以外にもいろいろ調べてみると面白いかもしれません。
今日もふらとぴにお越しいただきありがとうございます。ではまた!
過去にエンディングが素晴らしい作品TOP5も書いたことがあります。よかったらご覧ください。