Not here
僕(横道それ夫)は徳島市に住んでいる。「阿波踊り」が有名な、四国の右のほうにある徳島県の県庁所在地である。
ここは地方都市。そのなかでも「小都市」に分類される、まぁ要するに田舎だ。
と言っても、生活するのに不便を感じることはほとんどない。
自家用車があるので移動には困らないし、買い物をするにもイオン・ヤマダ電機をはじめとした地方都市の味方と言うべき商業施設もたくさんある。たくさんはない。
加えて、今はAmazonや楽天などのECサイトだって使える。おおよそのものは手に入る。
なので「地方暮らしも悪くない」「都会で生活するのと大きな差はない」と思っていた。
そう、思ってい「た」。
でも、僕はここ最近、圧倒的な地方在住のディスアドバンテージを痛感している。
それはなにか。
ヨドバシカメラ(実店舗)が無え!!!!
Is there
僕はPlaystation5が欲しい。2020年11月の発売以来、ずーーっと欲しい。
連載内で「ゲーム買わない宣言」だの「稼動させるハードを絞ろう」だの言っているが、ずーーっとずーーっと欲しい。
でも一向に手に入る気配がない。抽選も何回外れたか、もう数えていない。
「そのうち買えるさ」を何度繰り返したか分からない。
「この世にはPlaystation5なんてない」と思わされる。
いや、ある。
そう、ヨドバシカメラ(実店舗)になら!!
最近、Twitterのタイムラインにこんなツイートが流れてくる。数か月前よりも頻回だ。
- 「仕事帰りにフラっとヨドバシに寄ったらPS5ありました!まだ余裕ありそうです」
- 「〇〇ヨドバシにPS5山積みされてました!」
- 「土曜の開店と同時にヨドバシ行ったらPS5普通に買えました!」
地方のPS5コーナーなんて縮小される一方だ。近所のゲオなんてNintendoSwitchのアクセサリーコーナーの3分の1くらいしかない。
箱のサンプルも今や撤去され、「Playstation5の店頭販売はありません」の張り紙があるばかり。
それが、店頭に並ぶ場所があるという。
なにそれ。夢の国かよ。
I will be there
とは言え、ヨドバシカメラで定期的に「条件付き」のPlaystation5の店頭販売があることは知っていた。
なのでこちらも、ただ指をくわえて見ていたわけではない。僕もその「条件」をクリアするために既に行動済みだ。それはヨドバシカメラの「ゴールド・ポイントカード・プラス」を作ること。
これさえあればヨドバシカメラの店頭でPlaystation5を購入可能なのだ。
しかし、徳島市にヨドバシカメラはない。徳島県にもないし、そもそも四国にない。
最寄りのヨドバシカメラは「ヨドバシカメラ梅田」だった。
仕方がない、行こう。だが、これを見てほしい。
- 徳島IC→鳴門北IC→垂水IC(JCT)→名谷JCT→須磨IC→西宮IC(JCT)→豊中IC(JCT)→梅田
僕の住むところからヨドバシカメラ梅田に至る行程で通る高速道路のIC(JCT)である。
電車の駅みたいに書いているが、その距離約150km、所要時間は2時間、高速代約6,000円。ガソリン代含まず。片道である。ちなみに大阪府を南北に縦断した距離は約86kmらしい。
うーん…。
丸一日かけてよしんば手に入れられたとしても、本体価格に往復の交通費を含めれば7万円近い出費。しかも確約はない。
転売価格で入手する方が確実なのかも、と思わされる瞬間がある。
でもそれはない。びた一文払わねぇ。僕は転売を容認したくない。
それにしたって、まぁ遠い。
Come here
そんなことを思いながら、先日、幾度目かのビックカメラのPlaystation5抽選販売に応募した。
外れた。
昨日、もう何度目か分からないゲオの抽選販売に応募した。でも、これもきっと外れる。
フラッと仕事帰りに立ち寄れる場所にヨドバシカメラが欲しい。
土曜の朝、開店と同時に行ける距離にヨドバシカメラが欲しい。
もう、ヨドバシカメラ誘致のために市政に打って出ようと思う。
嗚呼、ヨドバシカメラ。
嗚呼、ヨドバシカメラ。
今日もふらとぴにお越しいただきありがとうございます。ではまた!