こんにちは。グロ耐性低めだけど割とグロ好き、横道それ夫です。
今回は先週始めた『Bloodborne』をクリアした感想について書きました。
なお本記事には作品のネタバレや考察・攻略情報は含まれておりません。
Bloodborne
概要
通称「ブラボ」。
2015年にソニー・コンピュータエンタテイメント(現在のソニー・インタラクティブエンタテインメント)から発売されたアクションRPGです。
Playstation4専用ソフトであり、2022年現在も他プラットフォームへの展開はありません。(下位互換によりプレイ自体はPS5でも可、のはず)
本編はベスト版価格になっており、DL版が2,189円。拡張コンテンツである『Bloodborne The Old Hunters』が2,200円。高頻度でセール対象にもなるので、かなりお求め安くなりました。
ソウルライクの始祖である『Demon’s Souls』の系譜であり、エリアの探索や高難度のバトルに比重を置いた作風が売りです。
僕はずっと『Blood bone』だと勘違いしていましたが、正確には『Bloodborne』。Google翻訳だと「血まみれ」なのですが、他にも「血液感染」だったり、「Blood(血)Borne(生まれた)」だったり、物語とリンクして様々な解釈ができる意味深なタイトルです。
ビジュアルは今でも通用する
2022年、次世代機が今世代機になって2年目のなか、4K描写や高フレームレートによる快適なゲーム体験も随分増えてきました。
本作は7年前の作品ですが、細かなオブジェクトまでデザインされた歪で狂った世界観は唯一無二ですし、飛び散る血しぶきやヒラヒラと舞い踊る布類の物理演算は今のゲームと比べても大きく見劣りすることはありません。
一方、fps(1秒間あたりのコマ数)だけはどうしても低め。
基本が30fpsで、Playstation4Proでプレイしていても、場面によってはそこから更に処理落ちすることもあります。
最近の60fpsや120fpsに慣れていると、流石に違和感を覚えずにはいられません。
まぁ本作だけ遊んでいれば、じきに慣れますけど。
直接的に暗闇と闘え
本作の舞台は夜。作中では「獣狩りの夜」と呼ばれています。
いつ明けるとも分からぬ長い長い夜をひたすら戦い抜くのですが、とにかく暗い!!
雰囲気とかの抽象的な話ではなく、もっと直接的な話。
暗すぎて前が見えぬ!!
初期設定で「左のマークだけ見えるように明るさを調整してください」みたいなことを言われたので、素直にその通りにしてみたのですが、暗すぎて見えぬ!
松明!松明はいつ手に入るんだよ!この暗闇はキツいよ。
インベントリ(アイテム欄)…松明…あるよ。
マジかよ。いつ拾ったの…。
松明、持ってました。
左手武器なのね…。
まぁ、本作の画面づくりが全体的に暗いのは事実。松明も装備中は要の銃が使えないので、ずっと持ち続けるわけにもいきません。
「携帯ランタン」を購入して以降、装備問題は解決されますが今度は光量が不十分。やっぱり暗闇の恐怖との戦いは続きます。
結局、明るさ設定MAXの輝度10まで上げることが最善手であると気づいたのでした。
人としての恐怖を捨て、狩人になれ
今まで『バイオハザード』『零』『サイレントヒル』などに代表されるホラーゲームを数多くプレイしてきましたが、それらと比較しても本作の怖さは相当です。
アクションRPGで何でこんな怖い思いをしなければならないんだ…。
その理由は3つくらいあって、ひとつは先述した「暗さ」によるもの。
2つめはソウルライク特有の「常に死と隣り合わせ」というゲーム性によるもの。
そして3つめが登場する敵クリーチャーのビジュアルのヤバさによるものです。
人としての本能が拒絶し、嫌悪するレベル。命に対する冒涜みたいなものを感じさせる異常さです。
ビルゲンワースでゲジゲジとサソリを足して2で割ってクソ巨大化させたアレと遭遇した時は全身鳥肌でした。デザインした人はちょっとおかしいのかもしません。(最大級の賛辞)
しかし、それ故に思うのです。「コイツらを生かしておいてはならぬ」と。
物語を進めるにつれて、人として感じる恐怖を狩人としての狩猟衝動が上回ってきます。
知らず知らずのうちに、プレイヤー自身も「獣狩りの夜」の異常さに引き込まれてしまう…。
これ、意図的にデザインされているなら凄まじいことです。
巡り会ってしまった、かもしれない
『仁王』をキッカケにソウルライクにハマり、プレイし始めた本作ですが、これはいいゲームですね。
界隈で熱狂的なファンがいるのも納得です。
作風的に決して万人受けはしないと思いますが、僕もメチャ好き。たまらん面白さです。
惜しむらくは、やはりフレームレートの低さ。リマスターが切望されます。
2じゃなくてリマスターでいいです。
積みゲーも期待の新作も多いけれど、長年遊びたかったゲームはコレなのかもしれません。
ひとまず、2周目ではなく新規キャラで再スタート中です!
今日もふらとぴにお越しいただきありがとうございます。ではまた!
もっといろいろ語りたいのですが、うまく言葉にできません。複雑な感情を多分に呼び起こす作品です!(最大級の賛辞)