空梅雨です。
昭和9年、山頭火さんの住む山口県小郡の話です。
令和4年の日本、梅雨は明けましたが、同じく空梅雨でした。
異常気象などと言われますが、同じような天候は、過去にも結構あって繰り返しているんですけどね。
そんな時の一句です
空は空梅雨の雨蛙なくとても
山頭火さん、其中庵にいます。
日記には『雨乞いが方々で行はれる、こゝでも今夜裏山で火を焚くさうな』と記述があります。
雨乞い、と聞くと、『今昔物語』空海vs守敏の雨乞い対決の話とか思い出すのですが、昭和に入っても雨乞い行われていたんですね。
しかも方々ですからね。あっちでもこっちでも地元開催のローカル雨乞いが行われている。
しかし残念なことに、日記を見る限りでは、すぐには雨降ってないですね。
『今昔物語』によれば、空海さんが本気出した時は、3日間日本中に雨降ったそうです。
それはそれで考えものですね、別の災害が起こりそうです。台風来ちゃいましたかね。
天気には勝てませんか。そうですか。
待ちますか。そうですか。
うちの猫が顔を洗っているのでそろそろですよ。