山頭火さんは、広島県三原あたりをうろうろしているようです。
春は船でとんだりはねたり
穏やかな瀬戸内海を汽船を使って移動しているようです。
春の旅といえば船です。
あくまで個人的な意見ではあるのですが、春の旅は、なんといっても船です。
ちょうど今オンエアー中の、某ファストファッションのCMも、春の船上シーンがあります。
日差し降り注ぐ中、海を行く船上で、女優さんがわちゃわちゃしています。
華やいだ感じです。
今日の句を、現代的に映像化したら、このCMみたいな感じでしょうか。
ま、このCMは、ちょっと春を通り越して、夏先取りみたいなテイストですが。
冬が終わり、屋内で過ごすことが多かった日々から、外に出ることが気持ちいい、春になる。
その開放感の象徴が、船旅です。
もちろん旅には、何を使って移動しても、開放感はあるのですが、列車や車だと、天井がありますから、開放感がちょっと物足りないんです。
私も春になるとオートバイでよく旅をしました。
もちろん、開放感はありますが、自分で運転するオートバイは、当然、移動中にアルコールは飲めません。
ところが、それが船旅だったら…ビール飲めますからね。
山頭火さんなら、日本酒でしょうけれど。
青空の下でビール飲みながら移動。
船、開放感、満載です。
あくまで、個人的な意見ではあるのですが、春の旅は、誰がなんと言おうとも船です。
春の光は、とんだりはねたり。
とんだりはねたり、反射していますか。そうですか。
眩しいですか、そうですか。
春だからですか、ちがいますか。