【Daily Choppy !】第216回:チョッピーの「志」の問題点と解決策について考えたこと

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こんにちは。チョッピーです。

本日の記事について

今回はチョッピーが参加したイベントで伺ったお話を基に考えたことをつづる随筆です。

立命館大学のOIC創業祭というイベントに参加しました

立命館大学は京都・大阪に複数のキャンパスを持っており、そのひとつに「大阪いばらきキャンパス(OIC)」もあります。こちらで「OIC創業祭」というイベントが開催されていましたので参加してきました。

イベント内容

ゲストを交えて起業に関するディスカッションを行うミーティングイベントです。起業に興味のある方なら誰でも参加可能。詳細はOICの事務局長の↓のツイートにチラシが掲載されていますので、こちらを参照ください。僕もこのツイートを読んで、このイベントの存在を知りました。

詳細な内容共有は近日中に別記事としてアップしようと思っていますが、本日はこちらのイベントで出口さんが話された内容について考えたことを書いていこうと思います。

「志」について

APU学長の出口さんの講演内容(の一部)

「OIC創業祭」にはゲストとしてAPU(立命館アジア太平洋大学)の現学長の出口さんが来られていました。出口さんは自らもライフネット生命保険を設立された起業家かつAPUの学長で立命館大学との関係も深いので、今回のイベントのゲストとして適任だったのでしょう。

出口さんの講演の中で以下のお話がありました。

  • APUで起業部を設立した。そのメンバーの中にアフガニスタン出身のPAYKAR Ataullahさんがいる。彼は母国に学校を設立しようとしており、それには4000万円が必要。東京での起業部の成果発表の際に彼がそのプランを発表したところ、それから1ヶ月後に3000万円の資金が集まった。「志」があればお金は集まる。

「志」。個人的に非常に心がザワつくワードです。

「巻き込み力」がチョッピーには足りていない(とチョッピーは思っている)

経営者に必要とされる多くの能力のうち僕にまったく備わっていない(と僕が感じている)モノがあります。「Daily Choppy !」第186回↓のテーマにもしているのですが「巻き込み力」です。

僕はプロジェクトマネジメントの専門家ですので「目的をある程度共有する複数のメンバー」がそろっている状態において「目的に向かってプロジェクトを進めていく能力」に関しては、それなりに自信があります。しかしながら「多くの人が共感できる目的を掲げ、人を集める能力」に関してはまったく自信がありません。

実際ふらとぴの理念やビジネスモデル等を僕が卒業した大学院(名古屋商科大学院)のピッチイベント等で発表したことは何度かあるのですが、その場において賛同や共感はまったく得られていません。言葉では「いい内容ですね!」と言ってくれる人もいないわけではないのですが、実際に運営に参画してくれたり事業自体に賛同してくれる人がいるか…と言われれば皆無です。

まぁ、現時点では僕自身が「〇〇をするから△△な人員が必要!」とか「××をするから□□万円必要!」といった言葉を声高に叫んでいるわけではないので、賛同者が集まらないのも当然なのかもしれませんが。それにしても事業に関して本当にフォロワーがついてくれないなぁ…とは感じています。

もちろん現時点でふらとぴ編集部には僕以外に横道それ夫こむぎという2人のメンバーがおり、彼らはかなりのリソースを僕達の事業運営に費やしてくれています。これは本当にありがたい事であり感謝しています。

ただ、彼らは元々、僕とプライベートで深い関わりのある人間です。言うなれば元々の繋がりを維持する形でふらとぴに協力してくれています。純粋に「起業家としてのチョッピーの魅力」や「ふらとぴの事業に対する魅力」から僕達のフォロワーになってくれた人っていないんですよね。

OIC創業祭で登壇されていた起業家の方々もそうなのですが、成功されている起業家の方のお話に必ずと言っていいほど出てくる内容に「ご縁があってこのお仕事をする事になった」とか「話しているうちに意気投合して一緒に働く事になった」というモノがあります。

この「縁」とか「話しているうちに意気投合して」とかを実現するビジョンが僕には全く描けない。いや、厳密には1度だけまったくの偶然から新しい営業先を紹介して頂く機会を得たことはあります。それは「Daily Choppy !」第170回↓に記載しています。

ただ、ここで僕が「実現できるビジョンが描けない」と言っているのは、そうではなくてですね…「リスクを冒してでも僕の事業にコミットしてくれるフォロワーを得られるビジョンが描けない」ということなんですよね。

どうして他人を巻き込みたいのか

僕が事業におけるフォロワーをボンヤリとでも欲している理由は以下の通りです。

  1. ふらとぴのビジネスモデルは「ネットワーク効果が発揮される程度の顧客数」が確保できないと価値を発揮する事が出来ない形になっている
  2. 「ネットワーク効果が発揮される程度の顧客数」を獲得するためには、それなりのムーブメントが必要(ではないかと僕は感じている)
  3. ムーブメントの実現のためにはリーダーだけでなくフォロワーも必要

上の「1」に関しては「Daily Choppy !」第194回↓の

ふらとぴの輪って?」に詳しく書いていますので興味のある方はお読みください。

また「3」に関しては非常にわかりやすく説明しているTEDの動画があります。↓に貼り付けますので、こちらも興味のある方は参照ください。

そういうわけで僕はふらとぴの事業の成功のためには事業におけるフォロワーが必要なのではないかと感じています。

チョッピーの志と、その問題点

事業におけるフォロワーを獲得するためには出口さんの講演内容を参考にすれば「志」が必要となりそうです。僕のふらとぴ事業における現時点の志は以下の通り。

  • 人が幸せに働ける環境を作り上げたい
  • 障害福祉施設の利用者の方々の工賃を上げる事で金銭的な自由の獲得の手助けをしたい
  • 働く事に困難を抱えている方々にクリエイターとして働く手段・キッカケを提供したい
  • 「良いことをしたい」と考えている方々が気軽に社会貢献を出来る仕組みを作りたい

僕としては内容的には賛同者が集まってくれても良さそうな気がしているのですが、実際には集まってくれていないので何かの問題があるのでしょうね。考えられる問題点を挙げてみましょう。

  • そもそも志が伝わっていない
  • 伝わっていたとしても共感できない
  • 共感できたとしても自分がリスクを冒す程の熱意を感じられない

うーん、全部、あり得ますね。「自分の想いを伝える」も「共感させる」も「熱意を感じさせる」も全て僕が苦手とするモノです。これらが苦手って事はやっぱり僕は根本的に起業家としての資質に欠けているんだろうな、と思います。

問題点をどうやって克服するか?

さて、「チョッピーは起業家としての資質に欠けている」が事実だとしても「じゃあ事業は諦めよう…」というわけにはいきません。僕はプロジェクトマネジメントの専門家です。ハッキリ言ってこの分野においてはプロです。プロジェクトマネジメントのプロは無いものねだりをしてはいけません。手持ちの手札がどれだけ貧弱であろうと、それでどうにかするしかないのです。

結果的にどうにもならない可能性はもちろんありますが、だからといって最初から諦めるのは「全力を出した場合の可能性を考えられない愚か者」の選択です。その様な選択を選ぶのは合理的ではありません。

プロジェクトマネジメントのプロが諦めるのは「諦める事が最適解である場合」のみです。僕はふらとぴ事業において、まったくその領域まで達していません。よって諦めるという選択肢は現時点においてはあり得ない。

さて、というわけで対策を考えましょう。まず第一に志を伝える方法を考えなければいけない。今までのピッチイベントで賛同者が集まらなかった点を考えると今までの発表方法ではダメなのでしょう。では、どうするのか…。

有名な起業家の事業計画書などを探して参考にしてみるか…? これはいい手かもしれません。僕はふらとぴ事業において今のところ投資を募る事はあまり考えていないため、スタートアップ企業等の事業計画書を読んだ事はなかったのですが、彼らが巨額の資金調達に成功しているという事実からは「彼らの資料・プレゼンには人にリスクを冒させる何かがある」という事が推測できます。

その手法・ノウハウを獲得する事が出来れば「志をうまく伝える」だけではなく「共感させる」「熱意を伝える」も同時に解決できるかもしれない。うん、そうしてみましょう。

本日の締め

今回の記事ではOIC創業祭の出口さんの講演内容の一部をきっかけにチョッピーが考えたことを書いてみました。「資金調達用の事業計画書を参考にしてみる」というアクションが導き出せたのでよかったです。何事も諦めない心が大事ですね。

本日もふらとぴにお越し頂きありがとうございます。

今回の記事はモヤモヤした状態から書き始めて最終的になんとか次のアクションまで導き出したので、文字数もいつもより多いですが、それ以上に執筆に時間がかかってしまいました。最近、執筆に時間がかかりがちなのでよくない。

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