こんにちは。自意識はしっかりしている方、チョッピーです。
今回の記事について
本サイト『ふらとぴ』は株式会社Egeneが運営するウェブサイトであり、「ふらとぴ事業」の中核をなすサービスである。
「ふらとぴ事業」では『ふらとぴ』を中心に、障害福祉施設・一般企業・読者の皆様に様々なサービスを提供し、それを通じて障害福祉施設の利用者の方々の工賃向上を実現する事などを目的としている。
この事業を誰かに説明する場合、どうもこちらの意図が正しく伝わらない場合が多い。
曰く
ボランティアやってるの?
とか
授産製品の販売サイト?
とか
NPO?
とか思われがちだ。
すべて違う。
今回は『ふらとぴ』が誤解されがちな上記の3点について個別に否定していく手法で、「ふらとぴ事業」および株式会社Egeneについて説明してみようかと思う。
ふらとぴはボランティアなの?
「ふらとぴ事業」は株式会社Egeneが運営する営利事業であり、ボランティアではない。
事実、「ふらとぴ事業」ではサービスの受益者である「障害福祉施設」や「一般企業」から対価として金銭を頂くビジネスモデルを構築しようとしている。
無償でサービスを提供しようなどという考えは毛頭ない。
ただ、読者の皆様に限っては無償で『ふらとぴ』をお楽しみ頂けます。これは『ふらとぴ』が「障害福祉施設や一般企業にとっての宣伝媒体」という側面も持つからです。テレビ番組等が基本的に無料で視聴できるのと同じですね。
どうしてボランティアにしなかったの?
ボランティアは労働者による労働力の無償提供を前提としており、それには永続性がないからだ。
弊社では「障害福祉施設の利用者の工賃向上」という社会的課題を解決するために「ふらとぴ事業」を行っている。
この課題は一過性の活動では解消できない。(と、僕は考えている)
そのため「ふらとぴ事業」は「サービスを提供し、その対価として金銭を頂く」という営利事業の方式を採用している。
これにより「永続的(ゴーイングコンサーン)な事業」として社会課題を解決しようとしているわけだ。
これはボランティアという形では実現できない。
ふらとぴは授産製品の製造・販売をしているの?
『ふらとぴ』では授産製品の製造・販売はしていない。
弊社が「ふらとぴ事業」で授産製品に関して行っているのは「障害福祉施設へのECサイトの導入支援」と「施設・授産製品のPRコンテンツの作成・掲載」だけである。
そのため『ふらとぴ』で紹介している授産製品がいくら売れたところで、弊社には販売手数料などは一銭も入らない。
『ふらとぴ』はあくまでも施設・授産製品のPRコンテンツ掲載媒体であり、授産製品の販売サイトではないのである。
どうして授産製品の製造・販売をしていないの?
販売機能を持っていない理由に関しては、技術的な課題もある。
本当は『ふらとぴ』内に販売機能を持っていた方がビジネス的にはありがたい。売上データ等を弊社でも得られるからだ。
ただ、仮に『ふらとぴ』内に販売機能が持てたとしても販売手数料を頂くつもりは無いし、授産製品を自社で製造する(≒『ふらとぴ』自身が障害福祉事業者となる)つもりも無い。少なくとも今のところは。
販売手数料を取らない理由
「ふらとぴ事業」の目的のひとつは「障害福祉施設利用者の工賃の向上」である。
ここで我々が販売手数料を福祉施設から受領するビジネスを行ってしまうと、その目的と矛盾する結果を招いてしまう。
「障害福祉施設利用者の工賃」は「授産製品の売上」を原資としているためだ。
仮に販売手数料を頂く方式を採用すると、「授産製品のネット通販による売上」から「販売手数料」を引いた値が「障害福祉施設の利用者の工賃の原資」となってしまうのです。
そのため「ふらとぴ事業」においては「授産製品の販売手数料」を受領する形のビジネスを行う予定はない。
授産製品を自社で製造・販売しない理由
「ふらとぴ事業」が「障害福祉施設の利用者の工賃向上」という社会的課題を解決するにあたり担っている機能は「販路拡大」と「プロモーション」である。
これらは古典的なマーケティングのフレームワークである「4P」で表現すると「Place」と「Promotion」に該当する。現時点で、この2つの機能を有している障害福祉施設は少ない。
一方、残りの「Product」と「Price」…つまり商品製造と値付け機能に関しては、すでに既存の障害福祉施設が有している。
弊社は「Place」と「Promotion」の機能の提供に特化する事により、その価値の最大化および事業のスケール性を担保しようとしている。
そのため「ふらとぴ事業」では授産製品を自社で製造・販売する予定は(少なくとも今のところは)無い。
ふらとぴはNPOなの?
『ふらとぴ』の運営元である Egene は株式会社であり、NPOではない。
一般社団法人でも個人事業でもありません。
ふらとぴはどうして株式会社なの?
株式会社Egeneは拡大志向の法人だからである。
法人が拡大するためにはお金が必要であり、今の資本主義の仕組みにおいてお金を最も集めやすい法人形態は株式会社だ。
そのため弊社は株式会社という法人体形を採用している。
本日の締め
今回は『ふらとぴ』が誤解されがちな点について否定していく形で「ふらとぴ事業」および株式会社Egeneについての説明を行ってみました。
エンタメ性の全くないモノになってしまいましたが、今回の様な記事は折に触れて書いていきたいと思います。
本日もふらとぴにお越し頂きありがとうございます。
「我々は何でないか」は「我々は何であるか」と同じくらい重要な認識ではないかと思います。