こんにちは。好きなポケモンはアマージョとバンバドロ。横道それ夫です。
今回はお馴染みのゲームレビュー記事から趣向を変えて、『ポケモン』をテーマにしたエッセイをお届けします。
なお、文中にポケモンゲームの専門用語がいくつか出ますが特にフォローはしておりません。また、用語は正式名称・広く使われる名称とは異なる場合があります。ご了承ください。
赤・緑
このテレビCMが流れていたのは小学校5年生の頃だったと思う。
150匹ものモンスターが登場し、更にそれらを仲間にして交換できるゲームが発売されるらしい。
俄然、興味の沸いた僕は同い年のイトコをけしかけて、おばあちゃんの家におねだりに行った。
このゲームは2個無いと遊べないから!みたいなことを言った気がします。
そして、当時、近所にあったゲームショップ「わんぱくこぞう」で『赤』を手に入れた。
今なお世界中を席巻する超絶キラーコンテンツ、『ポケットモンスター(通称:ポケモン)』と少年横道それ夫の出会いだった。
そうそう、「英雄の宝具」に等しき扱いを受けていた「通信ケーブル」も併せて買ってもらった。
通信交換をして図鑑を151匹コンプリート(ミュウは友達がコロコロコミックの抽選で当てた。)したり、初期ロムにあった妙なバグを使って遊んだりと、大いに遊んだ。
リザードンの待遇が妙に悪いこと以外は殆ど不満がなかった。
金・銀
それから数年。
我が家でニンテンドー64の『スマブラ』がフル稼働している頃に、ポケモンの続編が発売された。
前作から新たに100匹近くのポケモンが加えられた『金』『銀』だ。
オーキド博士が「世界には全部で151匹のポケモンがいる」と言っていたが、あれはウソだった。
倍近くいるじゃねーか。
まぁ、オーキド博士に対する不信感はともかく、中学生になっていた僕は友人たちと示し合わせてコレを買った。
僕は『銀』にした。
別世界の物語に見せかけてからのカントー地方の登場はドラクエ3的な衝撃を受けました。
そんな風に新たな気分で新作を満喫していた頃、突然、事件は起きた。
パーティのタイプ偏り過ぎじゃない?w〇〇タイプの対策ってしてる?wその戦法が通じるのは赤緑までだからwあー、その技は命中低いからやめた方がいいよw□□に△△を覚えさせるのは常識wもしかしてレベル上げふしぎなアメとか使ってるの?w努力値って知ってる?wえ!?個体値知らないの?w正直そのレベルの育成だと対戦にならないよwwwwwwwwwww
同級生の友人H、名人様との邂逅である。
何やら色々と高尚なアドバイスをいただくと同時に、ジョウト地方でチャンピオンまで上り詰めた自慢のパーティに随分なダメ出しをされた。
僕は「めのまえがまっくらになった」。
あー、何かシラケちゃった。
僕のポケモンライフはここで幕を閉じた。
そして、20年の月日が流れた…。
ソード・シールド
2020年、経緯はよく分からないけど、Youtubeでコレ↓が公開された。
登場人物は殆ど知らないし、ポケモンもよく分からないヤツが多かった。
が、凄まじく胸躍る映像だった。
グリーンの不敵な笑み、レッドの帽子が吹き飛ぶシーンなんか特に。
BUMP OF CHICKENの奏でる圧倒的なポケモンの世界観にも背中を押され、久しぶりにポケモンやってみるかぁ!と思い立ち、『ソード』を買った。
久しぶりやったポケモンは、メチャクチャ面白かった。
そして2022年8月22日、僕は徳島のイオンシネマにいた。
ポケモン25周年のリバイバル上映を観るためだ。
ひとりで来たわけではない。
数年ぶりに徳島に遊びに来た、姪っ子と一緒だ。
小学2年生になる姪っ子はポケモンだいすきっ子になっていた。
映画を見た後は、実家の畳に寝転がり、ふたりで「ダイマックスアドベンチャー」を遊んだ。
それとなく再び始めたポケモンは、姪っ子との圧倒的な共通言語として活躍してくれた。
30も年の離れたオッサンと女の子が、いわゆる「お付き合い」なしに一緒になってワイワイ楽しめるのって凄いことだと思います。
いつかCMで見た光景が、そこにあった。
25年前、たかだか151匹程度で研究を終えた気になっていたオーキド博士に心から感謝したいと思った。
姪っ子はもうすぐ帰ってしまうけれど、秋に発売される『バイオレット』『スカーレット』を買って一緒に遊ぶ約束をした。
姪っ子が『バイオレット』を、僕が『スカーレット』を買う予定だ。
…本当は『バイオレット』の方が好みだけど。
今日もふらとぴにお越しいただきありがとうございます。ではまた!
おっちゃん、ずっとたまご生ませてるの??
個体値の高いイーブイの厳選してるの。
やっぱり、ポケモンは凄い!