こんにちは。チョッピーです。
今回の記事について
今回はチョッピーの考える「アウトプットの価値」についてのお話です。
人類が情報のアウトプットを始めてから5000年が経っている
人類が誕生してから現在まで悠久の月日が流れています。悠久の月日と一言で簡単に片づけてしまいましたが、具体的にどの程度の年月が過ぎているのでしょうか。
ライフネット生命保険株式会社の創設者であり、現・立命館アジア太平洋大学学長の出口治明さんは人類が文字による記録を始めたころを歴史の開始点とみなしているようです。すなわち5000年前。
人間の歴史というのは1つしかありません。この地球に住んでいた人間の歴史なので、それを文字が記録され始めた頃をだいたいの起点として、「5000年史」という表現で、西で起こったことも、東で起こったことも、全部まとめて理解した方が分かりやすいと思うのです。
人類の歴史は「食欲」から始まった:日経ビジネス電子版
文字が記録され始めたのがだいたい5000年前。言い方を変えると人類が情報をアウトプットし始めてから5000年が経っているわけです。
人生100年だとしても、50回、生まれ変わらないと5000年は経たない。永い。
歴史や人間の内面に関する情報は先人が書きつくしている
5000年の間、人類は事実を歴史として大量にアウトプットしてきました。
また、世界最古の長編小説と呼ばれている源氏物語は1004年~1012年頃に完成したとされています。
平安時代中期の物語。紫式部著。ただし,そのすべてが紫式部の筆に成るのではないとする説もある。 54帖。寛弘 (1004~12) 頃成立か。
源氏物語(げんじものがたり)とは|コトバンク
長編小説という分野に限っても1000年以上の歴史があるわけです。
小説にはハードボイルドと呼ばれるジャンルを除いて、多かれ少なかれ人間の内面が描かれます。1000年もの期間があれば人間の内面はほぼ全て描かれつくしていると考えた方が自然でしょう。
「時代が進むにつれて人間の感情の種類は増加している」みたいな話は聞いた事がないしね。
最新の情報やアイデアも誰かがアウトプットしている
今、この瞬間に発生した情報や、現在の状況を踏まえた新しいアイディアですら常に誰かがアウトプットしています。特に現在はネットの発展により多くの人が手軽に情報をアウトプットしている時代です。
1次情報はすぐにコピペされ2次情報、3次情報として拡散されます。あなただけが思い付いたかのように思えるアイディアも、実際のところは同時に何万人もの人が思い付いており、何百人もの人がアウトプットしています。
試しに自分だけのアイディアだと思うモノをググってみましょ。同じような内容のページが大量にヒットするハズです。
アウトプットする価値
歴史や、人間の内面、新しい情報やイノベーティブなアイディア…その全て複数の誰かによりすでにアウトプットされています。およそこの世のあらゆる情報に独自性や新規性というものは存在しません。
それでは、僕やあなたがオリジナルの情報をわざわざ手間暇をかけてアウトプットする価値はないのでしょうか。僕は「独自性や新規性がない情報でもアウトプットする価値はある」と考えています。
何故か。それは僕やあなたが何かをアウトプットする事によって初めてそれをインプットする事が出来る誰かがいるかもしれないからです。
いくら世の中に大量のアウトプットが溢れていると言えども、その全てをインプット出来る人間は存在しません。同じような内容のアウトプットでも、ある人にとっては、もしかすると僕やあなたのアウトプットだけが届く事もあるかもしれません。
アウトプットを楽しんでくれる人がいる限り、そのアウトプットには価値があると僕は考えます。たとえ独自性や新規性が皆無だったとしても、です。
ネタ被りなんて恐れずにアウトプットしていこう!
本日の締め
今回は「アウトプットの価値」についての個人的な考えを述べてみました。
この記事に書いた内容も、特に独自性や新規性があるモノではないと思います。でも、この記事を読んで楽しんでくれる人が一人でもいれば、この記事には価値があったと言えます。
本日もふらとぴにお越し頂きありがとうございます。
アウトプットの価値はアウトプットする人ではなく、それをインプットする人が作っていると言えるのかもしれません。