山頭火さん、其中庵で旅支度ですかね。
日記では、明後日、六月三日から北九州へ旅にでています。
もう明けそうな窓開けて青葉
六月一日の日の出は、今も昔も午前五時頃です。
最近の六月一日は日の出が早いね、とかなりませんからね。
もう明けそう、という事は、四時半頃でしょうか。
山頭火さん寝れなかったですかね。
夜と朝の間には、実は明確な境があると思っています。
しかし、空の様子で、夜と朝の境目を捉えるのは難しい。
空の色は、スペクトラム状に変化していきますから、境目を、明確に見分けることができません。
夜から朝に変わる瞬間を教えてくれるのは、体の周りの空気だと、実は思っています。
温度の変化すら伴わない、空気の変化が確かにあると感じます。
夜が朝になる瞬間に立ち合いたいと思うなら、空を見上げるのではなく、自分の体の周りを感じてみるといいのではないでしょうか。
山頭火さんも、何か朝の気配を感じて、窓を開けたのかもしれません。
明けたら開ける。
気持ちいい朝を迎えられそうです。
開けたら閉めるは、私、子供の頃から今にいたるまで、ずっと言われ続けていますけどね。
まだ夜ですか、そうですか。
朝を待っているんですか、そうですか。